今回お答えするリクエストは小野小町についてです。どのような人なのか調べてみた所、楊貴妃と同じく世界三大美女の一人で有名な女流歌人でした。
Twitterにて読者様からも情報をいただきましたが、とにかく謎が多い人物です。伝承や仮説がほとんどで、確証がある史料はないそうです。これは地球の資料にも載っていないのでは?……という予感がしていましたが、見事的中しました(笑)
ごくわずかな情報量の中で、宇宙人さんが頑張って質問に答えてくれました。ほぼ情報がない人物だったので、いつもより詳しい解説が少ないですが、ご理解をいただければ幸いです。それでは、私達が2時間かけて紐解いていった小野小町の情報をお伝えしたいと思います!
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目次
今日の参加者
メラムサフラ:こんばんは。お待ちしていました。
リミコウモ:お久しぶりです。今ちょうどメラムさんと話をしていました。
幻朋:リミコウモさん、かなりお久しぶりですね!お邪魔してしまってすみません。
メラムサフラ:オルアエルはもうすぐ来ます。
リミコウモ:せっかくなのでもう少しいますね。
幻朋:よろしいのですか?今日は地球の話題なので、少し分かりにくい内容かもしれません。
リミコウモ:なかなか会えないのでこの機会に。
オルアエル:来たよ。珍しい人がいるね。
幻朋:そうなんです!リミコウモさんです。
オルアエル:知ってるよ。
幻朋:もうご存知だと思いますが、その場の雰囲気で何となくご紹介したんです(笑)
リミコウモ:オルアエルさんとは久しぶりですね。
オルアエル:そうだね。
幻朋:では、リミコウモさんのご都合もあると思いますので、早速始めたいと思います!
小野小町の出自について
生没年はいつなのか?
幻朋:今回は昔に存在した地球人についてです。小野小町という女性です。
オルアエル:分からない話だよ。
リミコウモ:そうなんですか?どんな人でしょうね。
幻朋:地球の資料には生没年が825年頃〜900年頃とありましたが、正確な情報が残っていないそうです。
メラムサフラ:(数分後)……名前が見つかりません。
幻朋:やっぱりないですか。一応こちらで調べた情報をお伝えしますね。秋田湯沢市小野という所の出身という説や、京都にある随心院の近くにある小野の里という小野一族の地にいたという説があります。でも、ほとんど仮説なのでここから探すのは難しいですよね…。
メラムサフラ:(しばらく無言)……小野妹子と関わりがありますか?
幻朋:そうです!その質問も用意していました!もしかして系図とかを見ていたんですか?すごいですね。
メラムサフラ:小野小町という名前を見つけました。910年でした。少しずれていたので見つけられませんでした。
オルアエル:まだ生まれてないじゃん。
幻朋:すみません、825年だと全然違いますね(笑)お手数をおかけしました。亡くなったのは何年と書いてありますか?
メラムサフラ:亡くなったのは977年です。
幻朋:私が見た情報には92歳で亡くなったとありましたが、そこまでじゃなかったですね(笑)
オルアエル:適当だね。
リミコウモ:メラムさんすごいです。
メラムサフラ:見てるだけです。
リミコウモ:見る事ができるのがすごいです。
幻朋:そうですよね。メラムさんじゃなきゃ見つけられないと思います!生没年が分かっただけでもすごい気がします。
出身地はどこなのか?
幻朋:小野小町の生誕の地とされる場所は日本各地にあるのですが、どこが本当の出身地か分かりますでしょうか?
メラムサフラ:今の秋田県としか載っていません。
幻朋:やっぱり秋田県なんですね?!秋田にはあきたこまちという名前のお米がありますが、これは小野小町が由来らしいです。
小野妹子の子孫?父母は誰なのか?
幻朋:先にメラムさんから小野妹子の話がありましたが、その人は遣隋使で有名な方です。子孫であるという説は本当なのでしょうか?
メラムサフラ:子孫だと思います。
幻朋:小野篁(たかむら)という人が祖父という話もありますが、むしろ本人が父親ではないかという説もあります。でも、篁さんは853年に亡くなっているので父親説は違うかもしれませんね。
メラムサフラ:その人の事が載っていないですね。
幻朋:私もまたあらためて情報を検索してみたのですが、小町の父親とされる小野良真という人は情報が少なすぎるので確証はないそうですが、出羽の郡司をしていたというのが書いてあります。小町の父母についての情報が全然分かりません(笑)
メラムサフラ:出羽郡というのが秋田県みたいですね。
幻朋:そうなんですか?逆にメラムさんから日本の事を教えてもらいました(笑)とても助かります。
オルアエル:さすがメラムさん。
メラムサフラ:母の名前がないのですが、秋田県の人みたいです。父親は秋田に来たそうです。
幻朋:お母さんが元々秋田出身で、お父さんがそちらに行って結婚したんですね!
メラムサフラ:名前が載っていないのが不思議です。
幻朋:小野小町に関する情報はかなり少なさそうですね。
小野姉、小野孫など親族は実在するのか?
幻朋:小町姉、小町孫という親族とされる人もいるそうなのですが、もし小野小町が架空の人物ならこの二人も架空の人物なのか?という質問をいただいております。小町の情報があったので本人は実在しているという事で、親族の方もいたんですよね?
メラムサフラ:小野小町は結婚しています。
幻朋:結婚していたんですか?!求婚を断り続けていたのに…この事は後でまた詳しくお聞きしますね。
小野小町の名前について
幻朋:小町の名前についての謎があります。当時は後宮に仕えていた女性の事を「町」と呼んでいて、それが名前に関係しているという説があります。
メラムサフラ:町ですか。
幻朋:小野小町には姉がいて、小野町の妹だから小町と呼び分けていたという話らしいです。
オルアエル:メラムさん探してるね。
幻朋:過去一番に情報がないかもしれません。すみません。あとは、仁明天皇の更衣に小野吉子という人がいて、これが小野小町または、その妹だとされているそうです。
メラムサフラ:あまり情報が載っていないので難しいですね。
幻朋:本名に関しては謎ですね。
小野小町は本当に美女だったのか?
幻朋:小町も世界三大美女の一人とされています。紀貫之という人が小町の事を、古今和歌集の中で衣通姫という古事記に出てくる美女に例えているそうで、ここから美女説が広まったとされているようです。全国各地に小町美人伝説が残っていますが、本当に美女だったのでしょうか?小町像の絵などは現存していないそうで素顔が分かっていません。
メラムサフラ:当時の女性の中ではトップレベルだったそうです。
幻朋:そんなに?!本当なんですね。ちなみに、メラムさんが当時の映像を見ていて、他の方達と違うなと感じますか?
メラムサフラ:全然違います。
リミコウモ:美しいのは良いですね。
幻朋:美女だとかそういう感覚は地球だけかもしれませんね。サヴィラジヌにはないですよね?
メラムサフラ:そうですね。あまり比較はないですね。
オルアエル:みんな一緒だよ。
小野小町の性格は?
幻朋:次は小町の人物像に迫りたいと思います。小町は和歌を詠む才能があり、六歌仙や三十六歌仙という称号がありました。恋に関する歌が有名です。元々そういう才能があったのでしょうか?
オルアエル:歌?
幻朋:和歌というのは…何と説明したら良いか……「サヴィラジヌ 空が赤くて 綺麗だな」みたいな感じで気持ちを表現します(笑)
メラムサフラ:歌の才能などに関しては載っていませんでした。
幻朋:そうなんですね。でも、才能があったから六歌仙などに選ばれたんでしょうね。小町の性格はどのような感じでしょうか?これも載っていないですかね?
オルアエル:この人はどんな人なんだろう。
リミコウモ:優しそうですよね。
幻朋:優しそうな人に見えるんですね。美しいけど、実は性格は悪かったりして?
メラムサフラ:見た目も性格もかなり良かったようです。
幻朋:どっちもでしたか(笑)失礼しました。それならモテモテだったというのも分かりますね。
メラムサフラ:この他の情報はなかったです。ここまで載っていないのも珍しいです。
幻朋:地球にも小町に関する史料がないそうなので。
オルアエル:地球にないのを探すなんて無理でしょ。
幻朋:すみません(笑)だからこそ、メラムさんなら何か分かるかな?と希望を持って来ました!
小野小町は結婚していた?!
幻朋:小町は在原業平という美男子の歌人と歌を交わしていたそうで、当時は数多くの男性に求婚されるくらいモテモテだったそうです。美女だった事による逸話や思い出、エピソードなどは何かありますか?
メラムサフラ:(数分後)………そのような話は載っていなかったです。
幻朋:モテエピソードはなかったですか。小町はなぜか求婚を全て断っていたそうなんですが、結婚していたんですよね?
メラムサフラ:結婚については、小野小町が気に入った人と結婚したようです。
幻朋:深草少将との百夜物語という話があるのですが、その人でしょうか?物語を簡単に説明しますね。深草少将という人が小町に猛烈アタックをしていました。小町はちょっと難しい要求を出して深草少将を諦めさせようとします。小町の屋敷に100回通ったら契りを交わしますと言いました。深草少将はどんな天候でも通い続けましたが、99日目の雪の日に体調を崩して亡くなってしまったという話です。
メラムサフラ:深草という人の名前がありません。
幻朋:創作なのかな?実は生きていて結ばれましたという展開なら良いなと思っていました。結婚相手や子供がいたという情報もなさそうですよね?
メラムサフラ:すみません、載っていないようです。この人の情報はほとんどありません。
晩年と辞世の句について
幻朋:小町は晩年どのように暮らしていたのでしょうか?秋田県湯沢市小野で過ごしたという説や京都市山科区小野で過ごしたとの説があります。一人寂しくとても貧しい暮らしで痩せ細り、みすぼらしい老婆になっていたという伝承があるそうです。でも結婚していたんですよね?
オルアエル:勝手に寂しい事になってるね。
リミコウモ:何でそうなったんでしょう?
幻朋:更に辞世の句というものを残していますが、その内容が「吾れ死ねば 焼くな埋むるな 野にさらせ 痩せたる犬の 腹を肥やせや」で、これは自分の遺体を埋めたりせず、痩せた犬に食べさせてほしいという意味だそうです。
メラムサフラ:あまり見たくないですね。どこに住んでいたのかという情報はありませんでした。
オルアエル:怖いね。
幻朋:結婚した後に何かあったのかもしれませんね。それか単純に、痩せた犬に食べさせてあげてほしいという気持ちだったんですかね…?
どのように亡くなったのか?お墓はどこなのか?
幻朋:小町の最期はどのような感じだったのでしょうか?どんな風に亡くなりましたか?
メラムサフラ:最期は静かに亡くなったという事しか載っていません。
幻朋:いつものように死因などは載っていないんですね。宮城で亡くなったという説があるのですが、お墓はどこにありますか?全国各地に小町のお墓があります。
メラムサフラ:お墓はないようです。
幻朋:やはりそうなんですね。平安時代までは貴族も風葬が一般的だったため、お墓自体がない可能性もあるという情報があったんです。
メラムサフラ:小野小町は日本各地を渡り歩いていたという情報がありました。
幻朋:そうなんですね!旅をしていたのでしょうか?それで各地に小町の伝承がたくさん残っているのかもしれませんね!
リミコウモ:そういう事ですね。
幻朋:それでは最後に、各地にある小町に関する建造物やスポットをご紹介しますね。
(小町の出生時に泉水を産湯に使ったという伝承が残る小野泉水、千通のラブレターを埋めたとされる文塚、小町のお墓だと言われている小町塚などの画像を見てもらいました。)
メラムサフラ:こんなに情報がない人は珍しかったです。
幻朋:もしかして地球単位ではあまり有名じゃないという事でしょうか?和歌ではとても有名ですが、有名武将などとは規模が違うかもしれませんね。
メラムサフラ:確かに有名ではないという可能性もありますね。
幻朋:お時間がかかってすみませんでした。貴重な情報をありがとうございました!
メラムサフラ:これでお役に立てたなら良かったです。
幻朋:リミコウモさんも最後までお付き合いしてくださってありがとうございます。
リミコウモ:面白かったです。
オルアエル:よく分からない人だったね。
幻朋:もしまたタイミングが合えばお話ししましょう。
リミコウモ:ここの施設にはいるんですが、なかなか会えないですね。
幻朋:リミコウモさんは何の部門でしたっけ?偵察機の管理は違いますよね……ど忘れしました(笑)
リミコウモ:関連施設とやり取りをしています。
幻朋:あ〜そうでした!モニターがあって連絡したりする部屋ですね。
メラムサフラ:私やアココさんの行き先を管理してくれています。
幻朋:ここに行ってくださいとか連絡してもらうんですね。この辺の仕組みがやっと繋がりました(笑)
リミコウモ:関連施設からの情報を伝えたりしています。
幻朋:これだとなかなか持ち場を離れる訳にはいかないですよね。まさかリミコウモさんのお部屋に行って、一緒にお話ししましょうなんて言えないですし(笑)大事な部門ですからね。
オルアエル:それはダメだよ。
幻朋:例え話です(笑)オルアエルさんの事も呼び出してすみませんでした。参加してくださって嬉しいです。
オルアエル:それは良いんだよ。
幻朋:ありがとうございます。そろそろ帰ります。また来ますね!
メラムサフラ:お待ちしています。
リミコウモ:ありがとうございました。
オルアエル:またね。
小野小町についての情報は以上となります。今回のメラムさんは、ずっと無言で調べている時間が多かったです。それほど情報量が少なかったようです。残念ながら謎は解明しきれませんでした。情報を教えてくださった皆様、申し訳ありませんでした。
晩年はどのように過ごしていたのか、そして辞世の句などについては色々と考察ができそうだなと思いました。なぜ日本各地を渡り歩いていたのかという点も気になります。和歌はこんなにも有名なのに、なぜか本人は謎に包まれているという…とても不思議な人物でした。