今回のリクエストは空海についてです。いつにも増して皆様から、「楽しみです」というお声を頂戴しており、空海はとても人気がある人物なんだなと実感しました。
私は案の定勉強不足のため、何となく名前を聞いた事がある程度しか知りませんでした。そこで質問するにあたり空海がどんな人かを見てみると、たくさんの出来事がズラリとありました!
一度に質問するのは厳しそうだったので、いくつかに分けて質問をする事にしました。まずは空海の生まれや幼少期から始まり、遣唐使として唐に渡った所までのお話をご報告していきたいと思います。
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目次
空海の人物像について
メラムサフラ:こんばんは。お待ちしていました。行きましょう。
(この日はモニタールームに移動しました。)
ケスリロ:お待ちしてました。
幻朋:ケスリロさん!お久しぶりです。
ケスリロ:今日は時間があるから参加する。
幻朋:ありがとうございます。一緒に話しましょう!
メラムサフラ:オルアエルを今呼んでいます。もうすぐ来ると思います。
幻朋:そういえば地球人の方達が、サヴィラジヌの拠点を楽しみにしていましたよ。ぜひ日本に作ってほしいそうです。
メラムサフラ:ウリムさんが、戻ったら拠点について話しましょうと言っていました。
ケスリロ:いつ戻ってくるんだろうな。この前いたな。
オルアエル:来たよ。
幻朋:オルアエルさんも来ましたね!それではさっそくお話を始めていきたいと思います。前にもチラッと言いましたが、空海という人についてです。
メラムサフラ:その名前はありました。答えます。
生没年と父母について
幻朋:空海は中国より真言密教をもたらした真言宗の開祖だそうです。能書家としても有名で嵯峨天皇、橘逸勢(たちばなのはやなり)と共に三筆と呼ばれています。まず生没年ですが、774年〜835年で合っていますか?
メラムサフラ:合っています。
幻朋:生まれた日は6月15日とされていますが、正確な日は不明らしいです。
メラムサフラ:7月5日生まれです。
幻朋:全然違いますね!ちなみに3月21日に逝去したと書いてあるのを見つけたんですが、これは合っていますか?
メラムサフラ:4月22日とあります。
幻朋:え?!これも違う(笑)
オルアエル:違ってるね。
幻朋:何か仏教関係の事で日付が違うんですかね?これについては後で詳しい質問の時に分かるかもしれませんので、いったん置いておきます。次に行きますが、父は佐伯直田公(さえきのあたいたぎみ)、母は玉依御前だそうです。
メラムサフラ:それで合っています。
幻朋:幼名は真魚(まお)と言い、読み方は諸説あるようです。
メラムサフラ:読み方までは書いていません。
幻朋:分かりました。細かい所まではなさそうですね。
空海の幼少期
幻朋:空海の幼少期はどんな子でしたか?
メラムサフラ:常に勉強をしています。色々調べる事が好きみたいです。
幻朋:子供の頃から勉強をしていたんですね!子供だと遊びたい年頃ですが偉いですね。
ケスリロ:立派なもんだな。
オルアエル:遊ぶのも大事だよ。
幻朋:オルアエルさんもなかなか良い事を言いますね(笑)
空海の性格、能力について
幻朋:空海はどのような性格でしたか?
メラムサフラ:静かな人ですね。色々な事を常に学んでいます。
幻朋:物静かな方なんですね。他には何かありませんか?例えば霊的な力とか。
メラムサフラ:霊力とも違う能力がありますね…。
幻朋:本当にそういう力があったんですか?!霊能力とは違うとなると、超能力とかですか?霊感もありますか?
メラムサフラ:霊感もあります。日々空海の霊力が発達しています。
幻朋:日に日に力が強くなっていたんですか?
メラムサフラ:いわゆる仏の神のレベルになっていますね。
幻朋:仏の神レベルですか?!こんな力を持って生まれてくる人がいるんですね。
オルアエル:すごい人なんだね。
メラムサフラ:元々霊力がありましたが、色々な所で修行しているみたいなので、そこで鍛えられています。
幻朋:そうなんですよ!これから話しますが、めちゃくちゃ修行しています。
メラムサフラ:真面目に取り組んでいるので、神に認められたんだと思います。
幻朋:かっこいいですね。
空海はなぜ仏の道を目指すようになったのか?
幻朋:これから空海の人生を見ていきたいと思います。788年に平城京に上り、15歳で阿刀大足(あとのおおたり)の元で論語などを学んだそうです。792年、18歳で京の大学寮に入り、明経道(儒学)を専攻していましたが、この道ではないと思うようになり大学を中退します。そして仏の教えを目指すようになりました。
メラムサフラ:その事はもう分かってしまっていたようですね。
幻朋:儒学については学び尽くした感じだったんですね。
メラムサフラ:もっと違う事を学びたくなったようです。
オルアエル:簡単だったのかな。
ケスリロ:すごいな。
幻朋:どうして仏の教えの方にいったのでしょうか?
メラムサフラ:仏の世界を極めたくなったようですね。中途半端な事が嫌いだったみたいです。
空海が行った修行と御厨人窟での出来事
幻朋:793年、19歳を過ぎた頃から山で修行を始めたそうです。
メラムサフラ:山の中で修行していますね。
幻朋:この頃に一沙門から「虚空蔵求聞持法」を授かっています。室戸岬の御厨人窟(みくろど)で修行をしている時に、口に明星が飛び込んできて悟りを開いたという伝承が有名だそうです。
メラムサフラ:これは仏の神からのパワーを授かった事の表現でしょうか。光が入ったというのが載っています。
オルアエル:そんな事あるんだね。
幻朋:体に明星が入ったというのは、仏の神の力をもらっていたんですね!どんな修行をしたらそんな力を得られるんでしょうね?
メラムサフラ:起きている間は常に瞑想しているようです。
幻朋:ずっと瞑想ですか…すごいですね。
メラムサフラ:食事も自然から摂っているようです。
幻朋:草とかを食べていたんですか?
メラムサフラ:草ではなく自然の実などです。
幻朋:ずいぶんハードな修行ですね。
空海と名乗るようになったきっかけとは?
幻朋:御厨人窟で修行をしている時に、洞窟の中から見える風景が空と海だけだったため、空海と名乗るようになったそうです。これは本当でしょうか?いつから空海と名乗っていますか?
メラムサフラ:沙門という人が空海と呼ぶようになったのが始まりみたいです。
幻朋:その人についても聞こうと思っていました。求聞持法を空海に伝えた一沙門とは誰でしょうか?沙門とは修行僧の事なのですが、勤操という人だという説や大安寺の戒明ではないかと言われているようです。
メラムサフラ:沙門という名前で書いています。
幻朋:資料にも本名は載っていないんですね。
ケスリロ:謎の人に名前を付けられたのか。
メラムサフラ:そうみたいですね。
24歳までどんな生活をしていたのか?
幻朋:797年、24歳の時に儒教・道教・仏教の比較思想論「聾瞽指帰」(ろうこしいき)を著しました。24歳までの間はずっと山中で修行をしていたんですか?
メラムサフラ:山の中や洞窟の中で修行しながら暮らしています。すごい方ですね。
幻朋:釈迦もずっと修行をしていましたが、日本にもこういう方がいたんですね。
オルアエル:真似できないね。
空白の7年間は何をしていたのか?
幻朋:ここで空海の有名な謎の1つが出てきます。797年〜804年の入唐までの資料が少なく、空海が何をしていたのか不明で空白の7年と言われているそうです。留学費を貯めていた説、大日経を勉強していた説、中国語や梵字を勉強していた説などがあるそうですが、どんな事をしていましたか?
メラムサフラ:遣唐使というものを知っていて、あらかじめ中国語の勉強をしています。
幻朋:唐にいくつもりで勉強を始めていたんですね。
メラムサフラ:中国やインドから来ていた人がいて、語学の勉強を教わっています。
幻朋:本場の人から学んでいたんですね。
メラムサフラ:中国やインドの文化も勉強しています。
幻朋:その間修行はしていましたか?
メラムサフラ:修行もしています。
ケスリロ:星のトップ並みに働いてるな。
幻朋:すごいですよね。
メラムサフラ:修行は勉強している時間以外に山などで行っています。
幻朋:勉強はお寺かどこかで教わっていたんですか?
メラムサフラ:普通の家みたいな所で勉強しています。
幻朋:お寺じゃないんですね。それだと周りの人は知らなかったかもしれませんね。
オルアエル:常に何かやってるんだね。
メラムサフラ:睡眠時間も少ないです。
幻朋:そんなハードな生活をしていたら倒れそうなのに…。
メラムサフラ:不思議ですよね。
空海の得度について
幻朋:空海の得度(とくど)に関してのお話です。得度とは僧侶になるために出家する儀式の事だそうです。空海がいつ出家したのかという説はいくつかあるようです。20歳の時に勤操を師とし和泉国槇尾寺で出家した説、25歳で出家説、入唐直前の804年4月7日31歳の時に東大寺戒壇院で得度受戒した説があります。どれが本当でしょうか?
メラムサフラ:31歳ですね。自分へのけじめもあるようですね。
幻朋:唐に行く前なんですね!
ケスリロ:立派な人だな。
メラムサフラ:こんな人あまりいないですね。人生を満喫していますね。
幻朋:修行や勉強はとても大変そうに見えますが、空海的にはやりたいと思う事だから満喫しているのでしょうか?
メラムサフラ:嫌な事とは考えていないようですね。
オルアエル:もう神でも良いよね。
奇跡的に遭難せず唐に渡る
幻朋:803年に遣唐使の医薬を学ぶ薬生として唐に渡ろうとしますが、天候が悪くて断念します。804年に今度は学問僧として唐に渡ります。なぜ薬生から学問僧に変更になったか不明らしいです。
メラムサフラ:なぜ変更になったのか理由は載っていないですね。
ケスリロ:飽きたんだろうな。
幻朋:そういう可能性もあるかもしれませんね(笑)そして唐に渡る時の一行には、仏教界で有名な最澄、橘逸勢などがいました。5月12日に難波津を出航し、途中で嵐にあいました。これも不思議な話なのですが、空海と橘逸勢が乗ったのは第1船で、最澄は第2船だったそうです。第3船と第4船は遭難してしまい、唐にたどり着いたのは第1船と第2船だけでちょうど空海は無事だったんです!
メラムサフラ:守られていますね。
幻朋:ですよね。他の船は遭難してしまったのに偶然助かるなんて…ここで終わるような人物じゃなかったんですね。
メラムサフラ:仏の神の助けがありそうですね。
幻朋:そんな感じがしますね。そして8月10日に福州長渓県赤岸鎮に漂着しました。海賊に疑われてしまいましたが、空海が福州の長官に嘆願書を提出して遣唐使と認められ、12月23日にやっとの事で長安に入ったそうです。
メラムサフラ:何でもできる方ですね。
幻朋:優れた文章と筆跡で認められたらしいですが、習字の練習とかしていたのでしょうか?
メラムサフラ:書く事が多かったので、自然とそのような字になりました。
オルアエル:ちゃんとした人だね。
幻朋:何から何まで素晴らしい人ですね。空海のお話はちょっと長いので、入唐まででいったん区切りますね。
メラムサフラ:この方の人生は色々詰まっていますからね。
ケスリロ:良い話を聞けたな。続きが気になるな。
幻朋:次もぜひ一緒にお話をしませんか!私も後半の話が気になります。
ケスリロ:カノロトに頼んで次も参加しよう。
オルアエル:次も来るよ。
メラムサフラ:オルアエルは毎回参加していますよ。
幻朋:オルアエルさんは、何だかんだで地球の話をたくさん聞いて詳しくなったかもしれませんね(笑)
オルアエル:前の話は忘れたよ。
幻朋:サヴィラジヌ人は記憶力が良いのではありませんでしたか?
メラムサフラ:興味がないんだと思います。
幻朋:それは仕方ないですね(笑)では、次は空海が長安に入った所からお話ししようと思いますのでよろしくお願いします!
メラムサフラ:これは長くなりそうですね。またお待ちしています。
ケスリロ:良い話だった。
オルアエル:今日は面白かった。
幻朋:ありがとうございました!タルムです。
ケスリロ:タルム。
オルアエル:またね。
空海の幼少期から入唐までのお話は以上となります。次回は長安で恵果和尚の元を訪ねる所からですが、長くなりそうな場合はまたお話を分割するかもしれません。
皆様からいただいている質問や空海の謎については、最後のパートでまとめて質問する予定です。それまでは空海のお話の本編をお楽しみいただければ幸いです!