空海と最澄が訣別した原因は何だったのか?空海は何の病だったのか?遺告に込めた想い【入京〜入定編】

NO IMAGE
いよいよ空海のお話も終盤です。逝去するその日まで、常に全力で走り続けた人生を送っています。個人的にも空海のお話は大変胸を打たれました。少し長くなりますが、最後の所まで一気に情報をお届けしたいと思います。
記事に出てくる人物や用語はこちら

入京と最澄の支援について

メラムサフラ:お待ちしていました。
(すぐにモニタールームに空間移動しました。)
ケスリロ:待ってました。
幻朋:こんにちは!
メラムサフラ:オルアエルは違う星に行っていますが今呼びました。文句を言いながらも聞きたいようですからね。
(オルアエルさんが来るまで雑談していました。)
オルアエル:来たよ。
幻朋:お疲れ様です。今日で空海のお話も終わりです!前回からの続きで…どこまで話したかな(笑)
メラムサフラ:見ますね。
幻朋:早く帰国したからそれの対応をどうするかで2年くらい待たされていた所で終わっていました。そこから始めていきますね。空海は和泉国槇尾山寺に滞在していました。809年7月、太政官符を待って入京し、和気氏の高雄山寺に入りました。空海の入京には最澄の支援があったそうです。
メラムサフラ:最澄という人がかなり手伝ってくれたようですね。
幻朋:最澄は確か有名な人だったような気がします。
メラムサフラ:この人も空海と同じような立場の人で、色々手助けしてくれています。
幻朋:最澄も仏教のトップみたいな方でしょうか?でも、どうして空海の事をこんなに助けてくれたんですか?

メラムサフラ:空海が唐に行った時に最澄も唐に行っていて、そこで知り合ってあまりにもすごい人だと思って、日本に来てから協力したいと思ったようです。

幻朋:そうだったんですね!最澄がそんな風に思うくらいの人物だったんだ…空海はやはりものすごい偉人ですね。
メラムサフラ:最澄という人は空海と同じように天台宗というものを作った人のようです。
幻朋:最澄は天台宗の開祖だったんですね。そこまで調べていませんでした(笑)助かります。
ケスリロ:この人もすごい人なんだな。
メラムサフラ:最澄は天皇に認められていた人のようです。
オルアエル:またすごい人が出てきたね。

薬子の変での祈祷について

幻朋:810年、薬子の変が起こり、嵯峨天皇側について鎮護国家のための大祈祷を行ったそうです。これはどういう事なのでしょうか?
メラムサフラ:天皇側について早く収まるようにとやっていたようです。
幻朋:そういうお祈りをしていたんですね。効果はあったのでしょうか?
メラムサフラ:何もないよりは早く収まったように感じます。

高尾山寺での灌頂について

幻朋:812年11月、高雄山寺で金剛界結縁灌頂を開壇し、入壇者の中には最澄もいたそうです。12月には胎蔵灌頂を開壇し、入壇者は190人もいたそうです。ここでもまた金剛界の灌頂という単語が出てきていますが、この時は何を行っていたのでしょう?
メラムサフラ:密教の色々な事を空海が直々に教えています。空海が習得した事を広めています。
幻朋:あ!もしかして恵果和尚から伝授してもらったやつですかね?!
メラムサフラ:それを学びたい人達がかなり集まったようです。
幻朋:それで190人もいたんですね。文章を読んでも難しくて意味を理解できずに困っていました(笑)メラムさんの解説はとても助かります。
ケスリロ:地球人が分からないのによく分かるよな。
メラムサフラ:載っているのでそれを読んでいます。
オルアエル:メラムさんにしか見れないよ。

空海と最澄が訣別した理由

幻朋:813年11月、最澄が空海に「理趣釈経」の借覧をお願いしましたが、密教の真髄は口伝による実践修行で、文章修行ではないと断ったそうです。この手紙のやり取りの後に関係が悪化していったそうです。さっき協力してもらっていた話をしたばかりですが、仲が悪くなっていますね。
メラムサフラ:最澄の方が立場が上のようですが空海にお願いしています。
幻朋:低姿勢な感じでお願いしていたのでしょうか。
メラムサフラ:空海から密教を学ぶために低く出ていたようです。でも思うように知る事ができずに、最澄が空海に対して苛立つようになったみたいです。
幻朋:密教は修行から学ぶものですって断っていますもんね。空海と最澄は10年程交流関係を持っていましたが、徐々に対立して816年初頭には訣別しました。二人の訣別に関してはいくつか説があるようですが、何が原因だったのでしょうか?
メラムサフラ:最澄は自分には特別に教えてくれると思っていたようで、教えてくれないならもう関わるのをやめようとしていました。
オルアエル:そんな事で喧嘩しちゃダメだよね。
ケスリロ:でも、さっきの話だと教えてくれない訳ではないんだよな。
メラムサフラ:教えるには段階があるようです。
幻朋:空海も修行を積んで恵果和尚から伝授してもらいましたもんね。
オルアエル:最澄って人はずるしようとしたんだね。
幻朋:いや、ずるという訳ではないと思います(笑)読んで身につけようとしたんじゃないでしょうか?学び方の違いがあったのかもしれません。
メラムサフラ:見ても分かるものではないと空海は今まで教えられてきたようですからね。
ケスリロ:それが正しい事だな。

高野山開創

幻朋:816年6月、修禅の道場として高野山の下賜(かし)を請い、7月に許可が下りました。817年、弟子を派遣して高野山の開創を始め、818年11月には空海が初めて高野山に登りました。819年の春には、七里四方に結界を張って伽藍建立に着手しました。この時空海は46歳でした。ついに高野山という空海にとっての重要施設みたいな場所が作られましたね!開創するにあたり神とのやり取りがあったみたいで、それは次回の質問で聞きたいと思います。
ケスリロ:そういう人は神と繋がってるんだな。
幻朋:ちなみに結界というのは本当に張られているのでしょうか?
メラムサフラ:入れないようにしたみたいです。どんな結界かまでは載っていませんでした。

中務省へ移った際の勅命の理由とは?

幻朋:819年7月、嵯峨天皇の勅命で宮中の中務省に居住しました。勅命の理由は不明だそうですが、何だったのでしょうか?中務省は天皇を補佐する役割だそうで、詔勅など文章作成の指導や代筆を求められたのではないかとされています。
メラムサフラ:文字が整っていて文章力があるためとあります。また、以前に大祈祷の協力も影響しています。
幻朋:大祈祷?……薬子の変の時のですね!確かにこの時に嵯峨天皇側でお祈りしましたね。
メラムサフラ:その時から空海に目をつけていたようです。

満濃池の修築と真言院の建立

幻朋:821年、満濃池の修築を任されてアーチ型堤防など最新工法を駆使して工事を完了させました。それ以前は工事完成の見通しは立っていなかったそうです。
メラムサフラ:学んだ建築技術を応用して考えたようです。
幻朋:仏の道の人なのに建築までできるってすごいですよね。
メラムサフラ:頭が良すぎます。
オルアエル:メラムさんには勝てないよね。
幻朋:オルアエルさんはメラムさんの信者ですね(笑)
オルアエル:メラムさんはリイ(神)だからね。
ケスリロ:空海もリイかもしれないぞ。
幻朋:みんな神みたいな感じですね(笑)あとは822年に太政官符により東大寺に灌頂道場(真言院)を建立しました。そして平城上皇に灌頂を授けたそうです。
メラムサフラ:教えるための施設を作ったようですね。

東寺を真言密教の道場にする

幻朋:823年、太政官符により東寺を賜り、真言密教の道場にしました。この頃は超過密スケジュールで、空海の私寺である高野山の造営がなかなか進んでいなかったそうです。
メラムサフラ:忙しい中でも真言密教をどんどん広めてほしいという事で作られたみたいです。空海がそれほど認められているという事です。
幻朋:そうなんですね…でも本当は自分のお寺の方に力を入れたいですよね。あちこち引っ張りだこで働きまくっていて大変そうです。ちなみに東寺の創建由来がはっきり分かっていないようですが、何の目的で建てられたものか分かりますか?
メラムサフラ:お寺のようですが由来までは書いていませんね。

空海が雨を降らせた伝承は本当なのか?

幻朋:824年2月、神泉苑で祈雨の修法を行いました。これは空海の伝承の中でも有名で、雨が降らずに困っていた当時の人々を救ったそうです。淳和天皇の勅命により雨を降らせる修法を行い、無事成功させたそうですがこれは実話でしょうか?
メラムサフラ:これは神の力が働いていますね。
幻朋:空海が霊能力を使って降らせたのではなく、神様にお願いした感じでしょうか?安倍晴明は水を出現させていましたよね。
メラムサフラ:そうですね。神様にお願いして雨を降らせてもらいます。
幻朋:それは仏の神が降らせたんですか?
メラムサフラ:仏の神ではなく神様にお願いしています。
幻朋:仏様じゃないんですね!どんな神様とも通じていたんですね。さすがですね。
メラムサフラ:どの神様かは載っていないので気になりますね。
ケスリロ:只者ではないな。

綜芸種智院へ込めた想い

幻朋:828年、綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)という庶民が対象の教育施設を開設しました。当時の日本には貴族や郡司向けの大学があるだけだったので、画期的だったそうです。しかし、空海が入滅後10年程で廃止になってしまったそうです。現在は種智院大学と高野山大学が流れを受け継いでいるそうです。
メラムサフラ:全ての人に学ぶ場所を作ってあげたいという空海の考えからこうなりました。
幻朋:素晴らしいですね!世の中の人々のためを想って開設したんですね。
メラムサフラ:貴族だけが学べるのはおかしいと思っていたようです。
幻朋:更に日本最古の字書である篆隷万象名義(てんれいばんしょうめいぎ)を作り、829年には志明院を再興しました。830年、秘密曼陀羅十住心論などを著しました。
ケスリロ:すごい行動力だ。

空海は何の病気を患っていたのか?

幻朋:しかし…831年の5月に空海は病気になってしまいました。何の病気だったのでしょうか?
メラムサフラ:声が出なくなってきているようですが…精神的に参っているようです。
幻朋:精神的にも疲れていたんですね。
メラムサフラ:歳をとってきても常に何かをしていたので、疲れてきているように見えます。
オルアエル:ずっと働いているんだね。
ケスリロ:それはダメだな。回復させないと。
幻朋:過労で体調も悪くなっていたんですね。6月に大僧都を辞めたいと願い出ましたが天皇に慰留されたそうですが、なぜ許されなかったのでしょうか?
メラムサフラ:空海に辞められても代わりがいないと判断したようです。

空海は穀物を断ち禅定の日々を送る

幻朋:832年8月22日、高野山において最初の万燈万華会が行われました。これは集まって真言を唱えたりするんですかね?
メラムサフラ:真言を唱える事をしていますね。
幻朋:11月からは高野山に戻り、穀物を断ち禅定を好む日々を送っていたそうですが、何を食べていたのかは不明らしいです。なぜ穀物を避けていたのでしょうか?
メラムサフラ:あまり食べていないようですね。体調が悪いからかもしれませんね。何を食べていたかは載っていませんでした。

真言宗の基盤を作り上げる

幻朋:834年2月、東大寺真言院で「法華経」「般若心経秘鍵」を講じました。12月29日には、請願していた「後七日御修法」(ごしちにちみしほ)」が許可されました。そして翌年の1月8日より宮中真言院で後七日御修法が行われ、これは現在でも続いているそうです。835年1月22日、真言宗年度分者三人を設置して真言宗の大体の基盤を完成させました。2月30日、金剛峯寺が定額寺となりました。亡くなる前にこれだけの事をこなしています。
メラムサフラ:空海と同じように修行してきた人が増えたという事ですね。
幻朋:年度分者三人のやつですか?枠が増えた感じでしょうか。
メラムサフラ:そうです。
幻朋:国にも認められるような宗派になっていったんですね。

空海が弟子に伝えた遺告について

幻朋:3月15日、空海は高野山で弟子達に遺告を与えました。どんな内容だったのでしょうか?
メラムサフラ:これからの真言密教の伝え方や、空海の考えている事を全て弟子達に託したようです。空海が一人で考えていた事が多くあったようなのでそれを伝えました。
幻朋:誰にも言ってこなかった事を話したんですね。その数ヶ月前にも弟子達に「私が入滅する日は3月21日の寅の刻だ」と伝えていたそうですが、これは本当でしょうか?
メラムサフラ:亡くなる日は自分で分かっていたようです。
幻朋:すごいですね。だから自分が亡くなる日までに、真言密教を完成させるように休まず活動していたのでしょうか…。そして言っていた通り、835年3月21日午前4時頃に62歳で逝去しました。空海は亡くなったのではなく入定(にゅうじょう)したと語り継がれているそうです。弟子が唐の長安にも空海の死を知らせたそうです。
メラムサフラ:実際には亡くなったという事ですね。
幻朋:その後921年10月27日に醍醐天皇より「弘法大師」の諡号が贈られました。これで空海のお話はお終いです!
ケスリロ:最初から最後までひたすら頑張ったんだな。偉いな。
メラムサフラ:素晴らしい方でした。
ケスリロ:良い話だった。
幻朋:私も感動しました!
オルアエル:もう神様みたいなものだよね。
幻朋:その事についても次回質問したいと思います。果たして空海は仏の神になっているのか…。
メラムサフラ:そうですね。その時に話しますね。
幻朋:空海の人生のお話は終わりましたが、次回で色々な質問をしてそれで本当に終わりです。私も燃え尽きそうです(笑)
ケスリロ:長い話だったな。もちろん次も来るぞ。
オルアエル:やっと終わるね。
幻朋:オルアエルさんは既に飽きているのにすみません(笑)
メラムサフラ:知らない話だとそうなっても仕方ないですね。
幻朋:もう少しお付き合いください。でも、次回は色々な質問があるので楽しいと思います!また後日来ますね。今日もありがとうございました。
メラムサフラ:またお待ちしています。
オルアエル:お待ちしてるよ。
ケスリロ:次回も楽しみだな。
幻朋:タルム(さようなら)
オルアエル:またね。

空海の人生を追ったお話は以上となります。人々のために最期まで尽力していた様子には感極まりました。私欲に走る事なく人のため密教のために一生懸命だったからこそ、仏の神も力を授けていたのかなと思いました。こういう方にこそ真の力が宿るんですね。本当に素晴らしい方でした!
次回は読者様からいただいている質問をしてきます。今の時点で質問は15を超えており、様々なお話を聞くのが楽しみです!