なぜ地球には恋や愛という感情があるのか?特別な感情が生まれる理由

なぜ地球には恋や愛という感情があるのか?特別な感情が生まれる理由
今回のテーマは「愛」についてです。私自身が恋愛や愛情とは何なのかが詳しく説明できず、いつにも増して質問するのが難しかったです。
宇宙人さんの星には、好き・嫌いという概念がないそうです。それはなぜなのか?そして、もしかすると人生で結ばれる相手は決められているのかも…と思えるようなお話も聞く事ができました。
恋や愛について、地球人と宇宙人が話し合った会話記録をご報告していきたいと思います。
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特別な感情とは何か?

他惑星にも愛という概念はあるのか?

幻朋:こんにちは!
メラムサフラ:お待ちしていました。台風を見に行ってきました。かなり大きいと言うので心配で行きました。
オルアエル:メラムさんと行ったよ。みんな大丈夫か見に行ったよ。
幻朋:台風が来るのをご存知だったんですね。とても規模が大きくて被害が出ました…来てくださってありがとうございます。
メラムサフラ:大変でしたね……今日は何のお話ですか?
幻朋:はい。今日は愛についてです。この話ならオルアエルさんも参加できると思いますので、ぜひご意見を聞かせてください。サヴィラジヌには、好き・嫌いの「好き」という感情はありますか?
メラムサフラ:好きみたいなのはあります。
幻朋:それでは、愛という概念はありますか?特別な感情です。地球で一般的に言われているのは、親や兄弟の慈しみ合う気持ちや、生き物などを大事にして可愛がる事です。
メラムサフラ:自然とそういう風になっています。
幻朋:あと、男女間の愛情や恋愛の事も含まれますが、確か恋愛感情はないんですよね?
メラムサフラ:感情というより、それが普通な感じです…サヴィラジヌにはそういうのはないかもしれません。
幻朋:地球では相手の事が好きになったり、特別な感情が出たりするんですが、サヴィラジヌでは全ての人を愛しているという感じですかね。
メラムサフラ:ここでの男女の関係は直感で決まるような感じです。
幻朋:直感?一目惚れとはまた別でしょうか?霊的な直感の事?難しいなぁ(笑)
オルアエル:サヴィラジヌの人達はみんな好きだよ。
メラムサフラ:嫌いという感情がないです。
幻朋:あ〜、そもそもそこから違いますよね。
メラムサフラ:嫌いというのがないので、好きという概念がない。
幻朋:でも、オルアエルさんの事を良い人だなとか、好きだなっていう感覚はあるんですか?
メラムサフラ:それはあります。
オルアエル:でも、それはみんな一緒だよ。
幻朋:全員に対して同じ感情という事ですか…不思議ですね。私には難しいので、ちょっとずつ頭を整理しながら話しますね(笑)

この人が好きという時点で差別している

幻朋:例えばですが、ケスリロさんとオルアエルさんなら、オルアエルさんの方が好き!という風になると、特別な感情になりますか?
メラムサフラ:それをしてしまうと差別になります。どちらかというのはないです。
幻朋:え?!特に誰かの事を好きだという感覚は差別になるんですか?
オルアエル:比べちゃダメだよ。
幻朋:そうか…人と人とを比べている事になるんですね。
メラムサフラ:サヴィラジヌには差別がないからみんな平等です。
幻朋:施設にいる方も住人の方も全員好きですか?
メラムサフラ:好きという感覚が普通なんです。
幻朋:地球の環境と全然違っていてちょっと混乱しています(笑)
メラムサフラ:私達は、好きだと特別扱いしていないからだと思います。

地球に恋や愛などの感情が生まれる理由

メラムサフラ:少し地球の事を見ていたんですが、小さい頃から喧嘩をしたり他の人から不快に思うような事をされたりしているから、このような感情が生まれているのかなと思いました。
幻朋:◯◯ちゃんに意地悪されたから嫌い!みたいな感じですかね?幼少期が原点なんですか…深い話ですね。
メラムサフラ:好き嫌いの感情がそこから生まれているのではないかと思いました。
オルアエル:サヴィラジヌでそういう事をすると消されちゃうからね。
メラムサフラ: 地球では親がしっかり教えてやらないといけないのかもしれませんね。
幻朋:いじめなどにも繋がりそうな話ですね。
メラムサフラ:あと、男女間の好き嫌いについては、地球独自のものじゃないかと思います。星によっても違ってきますが。
オルアエル: サヴィラジヌでは自然と決まるからそういうのが分からないよ。
メラムサフラ: そうですね。自然と結ばれると言ったら分かりやすいでしょうか。
幻朋:自然と結ばれるってどういう事でしょう?その辺の事を後で詳しくお聞きしますね!

愛をどんな時に感じるのか?

幻朋:ちなみに、地球の資料には愛などの意味が載っていたんですか?
メラムサフラ:ありました。それで地球独自のものかなと思いました。
幻朋:何て書いてありましたか?
メラムサフラ:特別な感情とかありましたが、私には分かりませんでした。
幻朋:説明を読んで、それに近い気持ちを感じた事はありますか?あったとしたらどんな時でしょうか?
メラムサフラ:難しいですね。普段からそのような感情なのかもしれません。
オルアエル:それが普通だよ。
幻朋:男女関係なく、そういう感情なんですね?
メラムサフラ:どの人に対してもです。
幻朋:常に愛が溢れているという感じですよね。そんな世界にいたら幸せだろうなぁ…。

恋愛感情がない理由とは何なのか?

幻朋:サヴィラジヌにも男女がいるのに、なぜ恋愛感情がないと思いますか?
メラムサフラ:難しいです。
幻朋:恋愛とは異性間の特別な感情ですが、どうしてここの星では生まれてこないのでしょう?
メラムサフラ:みんなが平等に、性別関係なく接しているからでしょうか。
オルアエル:分かんないよ。面倒くさそうだね。
幻朋:確かに、よく考えたらちょっとややこしいかもしれません(笑)
メラムサフラ:理解するのが難しいです。
幻朋:そもそも好き嫌いの概念がないですからね。
メラムサフラ:でも、家族というのは特別な感じはします。
幻朋:きっとそれも愛ですね。家族は自分と近い存在ですもんね。ちなみに、恋愛感情を体験してみたいと思いますか?
オルアエル:嫌だな。
メラムサフラ:色々大変そうなので悩みます。
幻朋:嫌ですか?(笑)でも、良い事もありますよ。またケスリロさんを例えに出させていただきますが、お二人がケスリロさんに恋をしていたとします。ケスリロさんに会うのが楽しみになったり、モニタールームに行く時にドキドキしたりするかもしれません(笑)
オルアエル:分からないな〜。
幻朋:他の惑星に行く際、大好きなケスリロさんに頑張ってねとか言われたらやる気が出ますよ!
メラムサフラ:それは誰に言われてもそうなると思います。
オルアエル:ケスリロさんだけじゃないよね。
幻朋:ん〜なかなか伝わらないですね(笑)頭の中がケスリロさんの事でいっぱいになって、行こうとしていた星とは別な場所に行ってしまったり…。
オルアエル:そんな事はないよ。
幻朋:恋をすると食欲がなくなったりもするんですよ。だから栄養テープも貼れなくなっちゃうかもしれません。いや、栄養テープは関係ないか(笑)
メラムサフラ:ないです。
幻朋:色々あって楽しいかもしれませんよ。恋愛を体験したくなりませんか?
オルアエル:面倒だよ。
幻朋:やっぱりダメですか(笑)

他惑星にも結婚はあるのか?

幻朋:少し話が戻りますが、男女がペアになる事について詳しくお聞きしますね。地球には結婚という制度がありますが、他の惑星にもありますか?
メラムサフラ:結婚というのはないですが、男女で一緒になるのはあります。地球は結婚というイベントがある点が、他の星とは大きく違いますね。
幻朋:地球では役所に書類を出したり、結婚式というイベントをやったりしますね。
メラムサフラ:他の星はそういう事はしないで、自然と一緒に過ごします。
幻朋:一緒に過ごすとは、どのような感じですか?
メラムサフラ:一緒に暮らしていくという意味です。
幻朋:分かりました。先程メラムさんが、男女の関係は直感で決まると言っていましたが、サヴィラジヌでの男女の関係とはどういったものでしょうか?
メラムサフラ:ここでは特別に結婚とか一緒に住むという事がないので難しいです。
幻朋:普段は一緒に住んでいないんですね?
メラムサフラ:家族となりますが、特別に何かがある訳ではありません。
幻朋:自然と結ばれると言っていましたが、直感で相手が分かるんですか?何だか運命的な出会いですよね。
メラムサフラ:説明が難しいですが、お互いにその瞬間が分かります。
幻朋:そういえば、ずっと前にメラムさんと話していた時に「決められていて一緒になって、そこから子供が増える」というような事を聞いたような気がします。もしかしてこの事だったのかな?こんな所で過去の話と繋がるとは(笑)
メラムサフラ:そうです。
幻朋:そして昔は男女二人で子供を生み出していたけど、現在は一人でも生み出せるんですよね?
メラムサフラ:今では男性でも女性でも増やせます。
幻朋:ペアになっていなくても一人で増やせますか?
メラムサフラ:家族になってから増やせます。
幻朋:……あれ?もしかして、メラムさんとオルアエルさんにはお相手の方がいるって事ですか?お子さんがいらっしゃいますよね?
オルアエル:そうだよ。
幻朋:旦那様がいたんですね〜!きっとそれは運命の相手ですね。
オルアエル:運命なのかな?
幻朋:だって出会った瞬間にこの人だって分かるんですよね?多分生まれる前から決められている相手なんですよ。地球もそういうのがあるのかな…?
オルアエル:そうなんだね。
幻朋:私の勝手な予想ですがそんな気がします(笑)旦那様も施設にいる人なんですか?
オルアエル:いないよ。
幻朋:そうなんですね。やはり家族は特別な存在ですよね。
メラムサフラ:そうですね。家族が集まるための場所もちゃんとあります。
幻朋:建物ですか?それともそういうエリアがあるんですか?
メラムサフラ:建物です。
幻朋:オルアエル家の建物もあるんですね?
オルアエル:あるよ。
幻朋:その場所に集まるのは、親戚の方も全員ですか?
メラムサフラ:みんなではないです。
幻朋:お子さんと旦那様と三人でという事ですか?
メラムサフラ:そうです。
幻朋:マイホームですね!普段は一緒に住んでいないけど、時々そこで会うんですね。

恋と愛の違い、愛情が薄れる理由は何?

幻朋:地球では、愛が薄れてしまうという事があるのですが、それはなぜだと思いますか?これは地球だけでしょうか?
オルアエル:何でそうなるの?
メラムサフラ:分かりませんね。サヴィラジヌでは愛が薄れる事はないです。
幻朋:やはり嫌いという感情があるからでしょうか…。常に色々な感情に流されて、変化してしまうのかもしれないですね。
メラムサフラ:それもあるかもしれません。
オルアエル:変だね。
幻朋:あと、恋と愛の違いは何だと思いますか?地球では恋愛と結婚は違うと言ったりしますが、お二人の意見を聞きたいです!
メラムサフラ:違いを持たせてはいけないと思います。
幻朋:そもそもそこからですか(笑)確かに、人を愛する事に違いを持たせている時点でダメですね。全然気付かなかったです。
メラムサフラ:これは難しいですね。
オルアエル:全然分からないよ。
メラムサフラ:サヴィラジヌには、違いがある感情がないです。みんな平等です。

無償の愛とは?

幻朋:それって無償の愛じゃないですか?サヴィラジヌのみなさんが持っている気持ちって、そんな感じじゃないかなって思いました。無償とは、対価を払わない、無料という意味だそうです。
メラムサフラ:それに近いかもしれません。
幻朋:無償の愛を調べてみたら、「見返りを求めたり、対価やメリットなどを考えない事。自分の時間や自分の身を犠牲にして相手を助けたりする事」とありました。もし、困っている人がいたらどういう気持ちで助けますか?
メラムサフラ:いつも通りにやっている気がします。
幻朋:もはや無意識な感じでしょうか。例えば、メラムさんが任務をこなしている途中でオルアエルさんに助けを求められたら、オルアエルさんの事を優先して助けますか?
メラムサフラ:優先というのもないです。
幻朋:あ、優先という表現は平等じゃないですね(笑)
オルアエル:地球とは全然違うよ。
幻朋:もし、後から自分が困る状況になったとしても、相手のために動きますか?
メラムサフラ:困っていればみんなですぐに助けます。
幻朋:完全に無償の愛ですね。愛とは、平等や非差別など、こういう所から来ているような気がします。この気持ちを、ごく自然に誰にでも向けられるって本当にすごい事だと思います。
メラムサフラ:私もそんな気がしています。地球では難しいのかもしれません。
幻朋:当たり前に、好き・嫌いで比べてしまっている環境なので…これが差別だと言われるまで気付かなかったです。
メラムサフラ:星によって全然違うんですね。
幻朋:今回も難しいテーマなのにご意見をありがとうございました!
オルアエル:難しかったよ。
幻朋:すみません。オルアエルさんも参加できそうな話題かなと思ったんですが、ちょっと違いましたね。また違うお話を持ってきますね。
メラムサフラ:またお待ちしております。
幻朋:いつもこうして時間を割いてくださって、無償の愛をありがとうございます!
メラムサフラ:全然大丈夫ですよ。
オルアエル:またね。

愛についてのお話は以上となります。恋や愛がどんなものか、自分でもはっきりとした答えが分からず、質問するのが難しかったです。 
星の環境によってこんなにも考え方や、感じ方が違うんだなと驚くばかりです。しかし、逆に考えると恋愛などの特別な感情は、他の星では体験できないものなので、地球の特権かもしれませんね。