楊貴妃は神の生まれ変わり?本当に悪女と呼ばれるような人物だったのか?生存説他

楊貴妃は神の生まれ変わり?本当に悪女と呼ばれるような人物だったのか?生存説他
楊貴妃のリクエストをいただいておりましたが、この方がどんな人物なのか全然分からなかったので、いつものように勉強からスタートしました。
彼女は世界三大美人の一人で、中国ではとても有名な女性という事でした。しかし、なぜ有名かというと…唐の第9代皇帝を虜にし、国を傾けたのが理由だと言うのです。
更に日本には楊貴妃の墓があり、反乱の最中に逃げて生き延びていたという生存説までもがありました。情報を見ていて、謎めいた女性だなという印象を受けました。
今回も有名どころのエピソードに沿って、どのような人物だったのかを宇宙人さんに質問してきましたので、ご報告していきたいと思います。
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楊貴妃はどのような性格だったのか?

幻朋:あれ?ケスリロさんお久しぶりです!
ケスリロ:お久しぶりです。メラムさんは今関連施設に行ってる。
幻朋:そうなんですね。お部屋で待たせてもらっても良いですか?
ケスリロ:どうぞどうぞ。
(モニタールームへ通してもらいました。)
メラムサフラ:お待たせしました。関連施設を回っていました。オルアエルは違う星に行っていますので、呼んでおきました。
幻朋:お疲れ様です。やっぱりオルアエルさんは足が速いから、外回りが多いんですね。
ケスリロ:移動速度が速いからよく任されるな。
オルアエル:来たよ。
幻朋:おかえりなさい。ちょうど良かったです!それでは今回のお話を始めていきたいと思います。結構昔に存在していた、楊貴妃という女性についてです。資料にありますでしょうか?
メラムサフラ:今探しています………ありました。日本ではないんですね。
幻朋:楊貴妃で載っていますか?それとも本名かな。
メラムサフラ:楊貴妃、楊玉環ともあります。
幻朋:出生は719年〜756年だそうですが、合っていますか?
メラムサフラ:そう書いています。
幻朋:楊貴妃は、玄宗皇帝が寵愛しすぎた事で乱が起こったため、傾国の美女と呼ばれているそうです。世界三大美人の一人で、魔性の女、中国史上最も悪名高い女性だとも言われています。
オルアエル:それはダメだよ。
幻朋:実際はどんな性格だったんでしょうか?
メラムサフラ:楊貴妃となってから変わったそうです。
幻朋:元々は違う性格だったんですね。
メラムサフラ:そうです。大人しい感じです。楊貴妃になってからは自由な感じの性格になりました。
幻朋:なぜ変わってしまったのでしょう?
メラムサフラ:何でも手に入るようになったからです。
ケスリロ:それじゃダメだな。
幻朋:その他には、舞や音楽に秀でていて、才知に優れ言葉遣いも巧みだったと言われています。
メラムサフラ:頭は良いみたいです。頭が良いので、常に先の事を考えています。
幻朋:色々と計算し尽くしていそうですね!

楊貴妃の生涯

楊貴妃はなぜ宮殿に入ろうと思ったのか?

幻朋:それでは、楊貴妃の人生を辿りながら、エピソードをご紹介していきますね。彼女は蜀という国の出身でした。両親が亡くなった後、叔父に引き取られます。
メラムサフラ:習い事をやっていますね。
幻朋:楽器とか得意だったんですもんね。小さい頃から習っていたんですね。
メラムサフラ:歌や言葉も習っています。
幻朋:なぜ叔父さんはそこまで習い事をさせていたんでしょう?
メラムサフラ:そこまでは載っていませんでした。この人の情報があまりないです。
オルアエル:何か嫌な感じのする人だね。
幻朋:何でですか?
メラムサフラ:今写真を見ています。
幻朋:実際の写真見てみたいな〜!(笑)どんな姿だったのかを質問しようと思っていたので後で聞きますね。楊貴妃はその後幸せに暮らしていたそうですが、17歳の時に役人が来て長安に連れて行かれます。叔父さんが皇太子の妃に彼女を推薦したそうですが、本当でしょうか?それとも役人が噂を聞いて来たのでしょうか?
ケスリロ:楊貴妃はその叔父さんが大事なんだな。
幻朋:叔父さんの事を大切にしていたから行こうと思ったんですか?
メラムサフラ:そうみたいです。だから行きました。
幻朋:そして735年、玄宗と武恵妃の息子 寿王の妃になります。当時の中国の宮殿は、一度入ったら二度と逃げ出せない場所だったそうなので、相当な覚悟が必要だと思います。
メラムサフラ:玄宗という人は大変ですね。色々な事に巻き込まれていますね。
オルアエル:そうなの?
幻朋:はい…737年、武恵妃が亡くなり、寿王の兄が皇太子になったので、楊貴妃の妃の地位がなくなってしまいました。ここから色々と始まります(笑)

楊貴妃の性格が変わっていく

幻朋:740年、玄宗に見初められて寵愛を受けるようになります。
メラムサフラ:気に入っているようですね。
幻朋:745年、貴妃の地位を与えられ楊貴妃となります。皇后の下にある位が貴妃と言うそうです。玄宗は、楊貴妃の一族を優遇するようになり、亡くなった父や母にも官位を与えました。
オルアエル:それはダメだよ。
メラムサフラ:ここから楊貴妃の性格も変わっていきます。
幻朋:748年には、彼女の3人の姉も国夫人を授けられ、従兄弟の楊国忠という男も地位を獲得していきました。皇帝は政治の全てを楊国忠に任せるようになっていたそうです。
オルアエル:何でそんな事するの?
メラムサフラ:楊貴妃が好きすぎておかしくなっているようです。
幻朋:玄宗皇帝が楊貴妃にベタ惚れだったのは本当なんですね。

楊貴妃が髪の毛を切って玄宗に贈った真意

幻朋:750年、楊貴妃が玄宗の兄の笛を吹いていたため、玄宗がそれに嫉妬して宮殿を追い出されます(笑)しかし楊貴妃が自らの髪の毛を切って玄宗に贈り、許されました。これは本当に申し訳ないという気持ちで、髪の毛を贈ったのでしょうか?
メラムサフラ:何か企んでいますね。
幻朋:玄宗が嫉妬するだろうなと分かっていてやったんですかね?
メラムサフラ:その可能性もありますね。
幻朋:更に可愛がってもらう目的で、髪の毛を切って贈ったとか?
ケスリロ:謎な人だな。
幻朋:かなり歳の差がありますし、皇帝の事を本当に愛していたのかな…って思ってしまいます。
メラムサフラ:楊貴妃も玄宗の事を気に入っています。
幻朋:そうなんですか!じゃあ、嫌われないように髪の毛を贈ったのかもしれないですね?
メラムサフラ:嫌われないようにという気持ちもありますが、少し利用しようとしています。
幻朋:何に利用しようとしたんですか?
メラムサフラ:家族の暮らしを豊かにする事、自分の欲しい物をもっと与えてもらえるようにという考えです。
オルアエル:怖いね。
ケスリロ:こうなっちゃいけないな。

安禄山との赤ちゃんごっこ

幻朋:この話はどうしようか悩みましたが、有名なエピソードらしいので一応ご紹介しますね(笑)751年、楊貴妃の養子にしていた節度使の安禄山という男に大きなオムツをつけさせ、女官に輿を担がせて入朝したそうです……オムツというのは人間の赤ちゃんにつけるものです。
メラムサフラ:そういう情報はないですね。
幻朋:マニアックすぎてさすがに資料に載っていないのかな(笑)逆になくて良かったかも(笑)
ケスリロ:だいぶヤバイ話だった。

楊貴妃の最期とお墓について

幻朋:755年、楊国忠と対立していた安禄山が玄宗に反乱を起こし、洛陽が陥落しました。これを安史の乱と言います。安禄山は宮中に入り込み楊貴妃に近付き、楊国忠の悪政を見ていたという話もあります。
メラムサフラ:詳しい事情は載っていないです。今回は情報が少ないですね。
幻朋:玄宗は蜀に逃げる事になり、楊貴妃や楊国忠などもそれに同行しました。しかし、途中で反乱軍の兵士に見つかり、楊国忠や姉達が処刑されます。
メラムサフラ:逃げようとしています。追われていて捕まりました。
幻朋:反乱軍はかなり激怒して、全ての元凶は楊貴妃だから処刑するように玄宗に要求しました。玄宗は「楊貴妃は謀反とは関係がない」と言ってかばいましたが、高力士の進言で楊貴妃を処刑させました。
メラムサフラ:首を吊ったみたいです。
幻朋:え?!処刑ってそういう感じなんですね。斬るとかじゃないんだ…。という事は、楊貴妃は生き延びていないんですね?
メラムサフラ:生き延びていません。
幻朋:遺体は郊外に埋められたそうですが、掘っても匂い袋しか出てこなかったという説があります。
メラムサフラ:埋められています。でも、お墓とかはありません。作らせようとしていなかったようです。
幻朋:その後、玄宗はとても悲しんだそうで、彼女の絵を朝晩眺めていたらしいです。
メラムサフラ:しばらく引きずっています。

国が傾いた原因は楊貴妃ではない?

幻朋:実は玄宗皇帝は、滅亡寸前だった唐の国を一人で立て直し、平和で豊かな国を作った名君と言われていたそうです。
メラムサフラ:中国で一番すごい人らしいです。楊貴妃と出会ってからおかしくなった。それで楊貴妃のせいだと勘違いが起きています。
幻朋:楊貴妃も色々と自由な所があったかもしれないですが、皇帝がやらかしてしまった感じがしますね。
オルアエル:そうだと思うよ。
メラムサフラ:楊貴妃は特に何もしていません。
幻朋:玄宗に可愛がってもらって、たくさんの物を与えられていただけで、楊貴妃に夢中になって政治を疎かにしたのは皇帝自身…という訳ですね。
ケスリロ:男としてはダメだな。
オルアエル:失格だね。
幻朋:さすがケスリロさん!マリーアントワネットの時もそうですが、王宮って色々な事がありますね。

楊貴妃に関する伝説について

二尊院にある楊貴妃のお墓

幻朋:日本に楊貴妃の伝説が伝わっている場所があります。二尊院というお寺に、楊貴妃が漂流して亡くなったという言い伝えです。中国から脱出した小舟が漂着し、それに載っていたのが楊貴妃で、その後息を引き取ったと言います。また、玄宗が二尊院に送ったとされる仏像が二体あるそうです。
メラムサフラ:違いますね。
幻朋:中国で亡くなったんですもんね。何となくですが……日本にある釈迦やキリストのお墓みたいな感じなのでは?と思います。
メラムサフラ:それに近いような気もします。

熱田神宮の女神の生まれ変わりだったのか?

幻朋:もう一つ、日本の言い伝えがあります。玄宗が日本に攻め込もうとしている事に気付いた天照大御神が、熱田神宮の女神にそれを止めるように命を出しました。そして、その女神は楊貴妃として生まれ変わり、玄宗を夢中にさせて日本に攻め込ませなかった。その後、処刑された楊貴妃の魂は熱田神宮に戻ったという説です。
メラムサフラ:神様は関係ないようです。
幻朋:後から創作した話でしょうか?
メラムサフラ:その可能性もあります。
幻朋:この話が本当だったら面白いなぁって思っていたので少し残念です。

楊貴妃はふくよかな体型だった説

幻朋:最後の質問です。楊貴妃はふくよかな体型だったのではないかという説があるそうです。写真を見てどんな感じでしたか?
オルアエル:なんか怖かった。
幻朋:さっきも言っていましたね?ツンツンした雰囲気なんですかね?
オルアエル:そんな感じがしたんだよ。
メラムサフラ:普通よりはふくよか寄りです。太っている訳ではないです。
幻朋:では言い伝え通りな体型なんですね。当時はふくよかな方が、理想な体型だったそうです。これで私からのお話は終わりです。
ケスリロ:仕事しながらだけど参加したぞ。変わった人だな。
オルアエル:変な話ばっかりだよね。
メラムサフラ:今回は情報があまりなかったです。すみません。
幻朋:そんな事ありません!いつも助かります。また次回も別な話題をお持ちしますので、よろしくお願いします。
メラムサフラ:よろしくお願いします。
オルアエル:楽しみにしてるよ。
ケスリロ:また参加するぞ。
幻朋:では、失礼します。
オルアエル:またね。
ケスリロ:またね。

楊貴妃についてのお話は以上となります。地球の資料には、詳しい情報が載っていなかったようで、大まかな説明になりました。楊貴妃は後世の評価で、とても悪く言われていますが、何となくこの件に関しては、玄宗皇帝の想いがヒートアップしすぎた事が原因なのかもしれませんね。
人は恋をすると目の前が見えなくなってしまう時がありますが、気を付けないといけないですね。でも、そこまで燃える恋というのもすごいなと思いました。
そして全く関係ないですが、玄宗と幻朋の名前の響きが似ていて、ちょっと笑ってしまいました(笑)