ヴォイニッチ手稿の謎を解く【Part1】〜誰がどのような技法で書いたのか?

ヴォイニッチ手稿という未解読の本についてリクエストをいただきました。この本はオカルト好きな友人が口にしていたのを聞いた事があり、名前をなんとなく覚えていました。
具体的にどのような本か調べてみた所、世界で最もミステリアスな写本と呼ばれているようです。いつ、誰が、何のために、何語で書いたのかが不明との事です。
いつものように宇宙人さんなら分かるだろう、という軽い気持ちで行ったのですが、まさかの大苦戦となりました。地球の資料にも載っていない謎の本……。今回は現在判明している分の情報をお届けいたします。
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ヴォイニッチ手稿の謎に迫る

ヴォイニッチ手稿は地球の物ではない

幻朋:今日はヴォイニッチ手稿という本について質問しにきました。そのような名前の本の情報はありますか?
メラムサフラ:ヴォイニッチ?
幻朋:1912年にイタリアのモンドラゴーネ寺院という場所で、ウィルフリッド・ヴォイニッチという人が発見した本です。
メラムサフラ:ないですね…。
幻朋:世界一の奇書と呼ばれるくらいだからありそうな気もしますが、見当たらないんですね。誰が何の目的で書いたか分からないそうです。なにより何語で書かれてあるのかが不明です。修正した跡がないというのも不思議らしいです。
メラムサフラ:すみません、見つけられないです。
幻朋:メラムさんにも分からないなんて(笑)こんなの初めてですよね。ちなみに、これがその本に書かれてある絵と文字です。植物みたいなものがたくさんあります。これ、どこかで見た事があるような…。
The Voynich Manuscriptというサイトで無料でページを閲覧する事ができます。
メラムサフラ:これは何でしょうね?地球人が書いたものではない気がする…。
幻朋:え?!まさか宇宙人ですか?でも人間の女性も描かれていますよ?地球人に似た人達なのかな?
メラムサフラ:文字とか絵が手で書いたものではないです。地球の言葉で言うなら印刷したものだと思います。
幻朋:手書きじゃない?だから修正した跡がないんですかね?それにしても、こんな植物は他の星にも生えているんですか?
メラムサフラ:そうかもしれません。こういう植物は地球じゃなくてもあります。これに似たのを見た事があります。
幻朋:じゃあ、どこか別な星の植物の絵なんですね。というか何でこんなに女性の絵があるんでしょう?(笑)文字はどうですか?
メラムサフラ:う〜ん。文字の種類が少ないですね。文字が読み取れないし、意味が伝わってこないです。
幻朋:地球以外の星の文字も何となく読めるんですよね?読み取れないという事は、適当に書いてある可能性もあったりして?
メラムサフラ:分かる言語であれば、だいたいの意味が伝わります。適当に書いたというのも有り得るかもしれませんね。
幻朋:こうして3次元物質として残っているなら、そこの星も地球に似た次元なのでしょうか?
メラムサフラ:地球と同じような次元があるから、そこから来たとも言えますね。

誰が本を書いたのか?

その後、メラムさんと一緒にヴォイニッチ手稿の色々なページを眺めていました。メラムさんは「どういう意味なのか分からない」と何度も口にして困った様子でした。
植物の他にも不思議な図形のようなものもあり、どれもとても細かく描かれていました。あの独特な絵の雰囲気に少し引き込まれていました。しばらくすると、メラムさんが何かに気付いた様子で話し始めました。
メラムサフラ:やっぱりこの本を作ったのは地球人じゃないです。
幻朋:何か情報が分かったんですか?!
メラムサフラ:地球に似た環境の星に住んでいる人が来て、地球人を見て描きました。地球にいる女の人に興味を持って、自分の星の背景に女の人を写し描きました。地球に興味を持っている人です。
幻朋:そういう事だったんですね。どう見てもあの女性は宇宙人ぽくないので悩んでいました。やっぱりあれは地球人なんですね。どうしてここに来たのでしょうか?
メラムサフラ:なぜ地球に来たかは分からないですが、当時の女性にすごく興味を惹かれました。これは宇宙人が描いた絵です。
幻朋:確かに女性ばかり出てきますもんね。自分の星にある植物や背景とコラボしたんですね。

どのようにして本を書いたのか?

幻朋:手書きではなく印刷のような感じだと言っていましたが、具体的にはどのように書いたのでしょうか?
メラムサフラ:手書きじゃないです。多分……頭の中に描いたものを皮(羊皮紙)に写し出しています。自分の星の景色と地球の女性を合体させたものを写す感じ。だから修正した跡がないのかもしれません。
幻朋:頭の中に思い浮かべた絵を?!本当にそんな事できるんですか?(笑)
メラムサフラ:これを手で書いていたらすごく時間がかかりますよ。でもこの人は1ページを数秒で書けます。
幻朋:すごいですね…。どうやってこの情報にたどり着いたんですか?
メラムサフラ:過去の地球の情報から読み出しました。当時の状況を見てみたんです。今はその星がどこなのかを探していますが……。
幻朋:頑張って調べてくださったんですね!ありがとうございます。

本を書いた目的は?

幻朋:本自体の素材は地球産ですか?それとも持ってきたものですか?
メラムサフラ:本とかは地球のものです。書いて残していきました。その宇宙人なりのちょっとしたいたずらのようにも感じ取れます。
幻朋:せっかくだから記念に残していったのかな。
メラムサフラ:書いた後はその人がずっと持っていたけれど、いつの日か地球に置いていきました。色んな人に見てほしかったようです。これは私の予想ですが、自分をアピールしたかったんじゃないでしょうか?
幻朋:地球に来た記念というか証みたいな感じですかね?
メラムサフラ:私の予想なので本当の目的が分かりませんが…。

【強力な助っ人】言語マニアの宇宙人

ヴォイニッチ手稿は謎に包まれたまま、私はどうする事もできずにいました。メラムさんもだいぶ悩んでいました。そんな中、突然見た事がないサヴィラジヌ星人がパッと現れました。
シノエテ
幻朋:ん?!!あ、初めまして…。どちら様でしょうか?
シノエテ:私はシノエテと言います。女性です。重要施設から近い場所にある関連施設から来ました。
メラムサフラ:こういうのが好きな人を連れて来ました。
幻朋:もしかして専門家の方ですか?!とても心強いです。
シノエテ:メラムさんから地球にあるだいたいの文字を見せてもらいましたが、他の星の言語だと思います。これはサヴィラジヌの近くではないですね。とても興味深いので、メラムさんと一緒に調べてみます。
幻朋:ありがとうございます!サヴィラジヌには他の星の言語に詳しい方もいるんですね。
メラムサフラ:やっぱりこういうのが得意な人もいます。専門家というより趣味の世界です。個人的に調べていて、他の星の言語とかに詳しいです。私もそこから勉強させてもらっています。
シノエテ:さっそく調べてきます。(目の前から消えました。)
幻朋:あ、もう行っちゃった(笑)
メラムサフラ:多分楽しいんだと思います。
幻朋:地球にも色々な分野のマニアックな人がいますが、シノエテさんもそんな感じでしょうか?
メラムサフラ:そういうマニアックな人はいますよ。
幻朋:どこの宇宙でも一緒ですね(笑)シノエテさんを呼んでくださってありがとうございました。助かります。
メラムサフラ:いえいえ。私には分からなくて困っていました。今回の質問は、これはすごいのが来たなと思いました。自分が知らない世界は興味深いです。……あと、オルアエルには言っても分からないと思ったので呼んでいませんでした。悔しがるかもしれないので内緒にしておきます。
幻朋:分かりました(笑)次からは一応オルアエルさんにも声をかけてみましょう。それでは引き続き調査をよろしくお願いします!

ヴォイニッチ手稿について、現段階の情報は以上となります。こんなに難航するとは思っていませんでした。まさかこの本にまで別な星の人が関わっているなんて…。
様々なページにはどんな意味の文章が書かれているのでしょうか。内容が楽しみです!再度サヴィラジヌに行って調査結果を聞いてきたいと思います。