始皇帝は誰の子供だったのか?呂不韋の本当の目的、なぜ自ら命を絶ったのか?【前編】

始皇帝は誰の子供だったのか?呂不韋の本当の目的、なぜ自ら命を絶ったのか?【前編】
今回のリクエストは秦の始皇帝です。中国史上初全ての国を統一した王で、現代でも始皇帝をテーマにした映画や漫画などの作品が多数ある有名な人物だそうです。
彼の一生を辿りながら、いつものように謎を少しずつ紐解いていきたいと思います。始皇帝は一体どのような人生を送っていたのでしょう?まずは前編からお送りいたします。
※どうしても時代背景により物騒な単語が出てきてしまいますので、伏せ字などにして対処しております。
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今回の参加者

重要施設に入るとメラムさんが出迎えてくれて、そのまますぐにモニタールームに空間移動しました。
メラムサフラ:お待ちしていました。
ケスリロ:お待ちしてました。
幻朋:お久しぶりです!今日は地球のお話をしに来ました。
オルアエル:来たよ。
幻朋:オルアエルさんもお早い到着ですね。星にいたんですか?
オルアエル:家にいたよ。
幻朋:そうでしたか。今回はオルアエルさんの苦手な歴史の人物の話です(笑)ケスリロさんも一緒によろしいですか?ここでお話ししても大丈夫ですか?
ケスリロ:大丈夫だぞ。
幻朋:ありがとうございます!始皇帝という方についてお話ししていきたいと思います。
メラムサフラ:分かりました。見てみます。
オルアエル:また変な人の話なの?
(その時、リミコウモさんが現れました。)
リミコウモ:こんばんは。拠点お疲れ様でした。
幻朋:リミコウモさんもお久しぶりですね!皆さんのおかげで無事拠点が完成しました。
リミコウモ:時間があったので来てみました。地球の様子はモニターで見ています。
メラムサフラ:シノエテさんが楽しそうです。
幻朋:ここから拠点の様子を見ているんですね。シノエテさんはいつも楽しそうにしていますよね!そういえば、新しいグレー色の宇宙船を作るのにリミコウモさんもご協力してくださったんですよね?お疲れ様でした。
ケスリロ:アクトミラとかラノムだぞ。
幻朋:すみません間違えました(笑)リミコウモさんは通信などの部門でしたね。
リミコウモ:皆さん地球で活動していて楽しいと言っています。
オルアエル:猫が近くにいるのはうらやましいよ。
ケスリロ:オルアエルも行くか。
オルアエル:行かないよ。
幻朋:そうですよね(笑)あちらの拠点の皆さんもまだ慣れないかもしれませんが、いつでもサヴィラジヌと中継できて良いですね!
メラムサフラ:こちらと繋がっているので安心できますね。
幻朋:はい!これから地球人のお話を始める所なのですが、よろしければリミコウモさんもいかがでしょう?
リミコウモ:参加します。
幻朋:それではお時間が許す限り一緒にお話ししましょう!皆さんもよろしくお願いします。
リミコウモ:分かりました。
(ケスリロさんはモニターの監視をしながらの参加でした。)

始皇帝の出生と人物像について

生没年と名前

幻朋:始皇帝は中国史上で初めて全国を統一した秦の第31代の王です。新たに皇帝という称号に即位して「始皇帝」と名乗った人です。情報には始皇帝と載っていますか?
メラムサフラ:皇帝とか始皇帝と言うそうです。
幻朋:名前は他に何と載っていますか?
メラムサフラ:名前は「えいせい」とあります。
幻朋:えいせいでありましたか!私の方でも調べていたのですが、嬴政(えいせい)または趙政(ちょうせい)と書いてありました。
ケスリロ:難しそうだな。
幻朋:呼び方が色々あって難しいですよね。独特の風習だと思います。生没年は紀元前259年2月18日〜紀元前210年9月10日ですが合っていますか?
メラムサフラ:生まれた日は載っていません。かなり古い情報のようです。
幻朋:古い時代の人物なので、そこまで詳しく載せていないのかもしれませんね。
オルアエル:載ってないよ。

出生の秘密 始皇帝は誰の子?

幻朋:始皇帝は趙の首都・邯鄲(かんたん)生まれです。
メラムサフラ:「かんしゅく」と書いてあります。
幻朋:かんしゅく?!そういう場所があるんですね?後で調べてみますね。
(かんしゅくと検索すると甘粛と出てきました。よく分からないので甘粛で合っているか後で確認しようと思います。)
リミコウモ:違っているんですね。 
幻朋:そうみたいです。時々こういう場合があります。次は両親についてです。父は子楚(しそ)で後の荘襄王(そうじょうおう)、母は趙姫(ちょうき)だと言われていますが、実は趙姫は呂不韋という人の子を既に身篭っていたという説があります。父親が断定できないそうなのですが、本当は誰の子供でしょうか?
メラムサフラ:子楚と趙姫で合っています。
幻朋:ちゃんと二人の間の子供なんですね!
ケスリロ:良かったな。

始皇帝の容姿について

幻朋:始皇帝の見た目についての記録が残っているそうで、鼻は高く尖っていて、眼は切れ長のような感じらしいです。姿の映像などはありますか?
メラムサフラ:姿はありません。
幻朋:見れないパターンですか!やはり容姿に関しては規制が厳しいですね。どんな顔かは想像するしかないですね…。
ケスリロ:イケメンってやつか。
幻朋:よくその言葉をご存知ですね(笑)何かで話しましたっけ?
ケスリロ:前に聞いた事があるぞ。
幻朋:すぐ記憶が薄れてしまってすみません。始皇帝はイケメンだったかどうかは謎のままですね(笑)
リミコウモ:地球の言葉は面白いですよね。

始皇帝の性格とは?

幻朋:次に始皇帝の性格ですが、恩を感じる事はほとんどない、残忍、目的のためなら下手に出るが他人を軽んじて食いものにすると言われていたようです。
オルアエル:それはひどいよ。
メラムサフラ:他の人を道具としてよく使うそうです。
幻朋:もしかして歴史通りの性格でしょうか。
メラムサフラ:自分では何もしないとあります。
オルアエル:それはだめだよね。
メラムサフラ:あとは、自分が正しいと思っています。
ケスリロ:あまり良くないな。
メラムサフラ:地球にはそういう人がたまにいますよね。

幼少期の様子

幻朋:始皇帝は幼少期はどのように過ごしていましたか?
メラムサフラ:親からの教育を受けていました。
幻朋:色々な勉強をしていたのですか?
メラムサフラ:そこまで勉強はしていないようです。
幻朋:一般的な教育という感じですね。13歳でトップになったので、子供の頃はどうだったのかなと気になりまして。
メラムサフラ:大人に囲まれて生活していたようです。あまり遊んだりしていないとありますね。
幻朋:ちょっと窮屈な感じですね。子供らしくのびのびと遊べるような環境ではなかったんですね。

始皇帝が王位を継ぐ、呂不韋の計画

幻朋:父の荘襄王と呂不韋は秦を強勢な国へと作り上げていましたが、紀元前247年に荘襄王が在位3年という短い期間で亡くなりました。そこで、当時13歳だった始皇帝が王位を継ぎ、まだ若かったので周りの人達に政治をサポートしてもらいました。その中でも呂不韋は相国という廷臣の最高職となり、秦の政治を執行していました。
ケスリロ:早いな。
幻朋:お父さんはたまたま寿命で亡くなったのでしょうか?
メラムサフラ:亡くなったとしか書いてないです。早いですよね。 
幻朋:誰かに命を狙われたのかな?なんて考えてしまいます。この呂不韋さんはお父さんの時代からずっとサポートしているようですが、一体何者なんでしょう?単に始皇帝一家を支えたかったのでしょうか?
メラムサフラ:皇帝を狙っていたようですね。
幻朋:自分が皇帝に?!そんな企みがあったんですか!お父さんの時代から狙っていたんですか?
リミコウモ:この人は悪い人ですね。 
メラムサフラ:色々情報を集めていたという事が書いてあります。 
幻朋:それで近づいた訳ですか…。
オルアエル:いつも悪い人いるよね。
メラムサフラ:地球ではこれが普通なのかもしれません。
幻朋:そうですね、地球人は自分の地位とかを得るために色々と行動します。呂不韋は始皇帝をサポートしていると思っていたのですが、実は皇帝を狙っていたんですね。

嫪毐の反乱

幻朋:呂不韋は趙姫との関係を続けていましたが、ばれると自分の立場が危なくなるので身代わりの男性を探しました。嫪毐(ろうあい)という人を見つけて趙姫に近づかせると気に入られ、嫪毐は公爵の地位を与えられました。やがて二人の間には子供が生まれたそうです。
メラムサフラ:他の人にばれると危ないのでそれを避けるためにこのようにしました。呂不韋は離れたかったようです。
幻朋:趙姫がなかなか諦めてくれなかったから代わりの男性を送り込んだんですね。そして、始皇帝が22歳の時に嫪毐が反乱を起こした事をきっかけにこれらの事情が判明しました。呂不韋は始皇帝ではなく嫪毐の子供を王位に就けようと考えていたという説や、嫪毐が太后の印章を手に入れて軍隊を動かしてクーデター起こそうとして失敗した説などがあるそうです。最終的には嫪毐と二人の子供とその一族は処刑されました。嫪毐はなぜ反乱を起こしたのでしょうか?
メラムサフラ:反乱については書いてないです。
幻朋:そうなんですね。では次に行きますね。

呂不韋が自ら命を絶った理由

幻朋:その後、呂不韋の関与が明らかになり、相国罷免と蟄居(ちっきょ。謹慎の事)が命じられました。しかし、呂不韋の名声が高くたくさんの客人が訪れていたため、始皇帝はそれを危惧して呂不韋に書状を送り、蜀に流刑される事になりました。紀元前235年、呂不韋はやがて処刑されると悟り、服毒自◯しました。
メラムサフラ:確かに今までの活躍が認められて◯されずに済んだようです。
幻朋:やはり本来は処刑されるような事件だったんですね。 
メラムサフラ:いつまでも監禁されるのが嫌になり自◯したとあります。
幻朋:謹慎処分の段階で亡くなったんですか?蜀に行ってからではなくてですか?
メラムサフラ:蜀に行く前に自◯しました。
ケスリロ:もう無理だと思ったんだな。
幻朋:皇帝の座を狙っていたのにこの展開だと、諦めたくもなるかもしれませんね。ちなみに呂不韋の葬儀で泣いた者は処分したそうです。
オルアエル:怖いよ。
メラムサフラ:それは載っていませんでした。

逐客令の廃案

幻朋:呂不韋がいなくなって、これから始皇帝の活動が活発になっていきます。リミコウモさんは歴史の人物のお話は初めてですよね?大丈夫でしょうか?
リミコウモ:少し驚いています。
ケスリロ:こんな話サヴィラジヌにはないからな。
幻朋:確かにドロドロしすぎかもしれません(笑)では続けますね。灌漑工事の技術指導に来ていた韓の鄭国(ていこく)という人が、国の財政を疲弊させる工作を図っていた事が判明し、他国の人を政府から追放しようという「逐客令」が提案されました。呂不韋の食客だった李斯(りし)がこれに反対しました。秦の国が栄えたのは外国人の支えがあったからだと的確な論を述べて、秦王政はこの主張を認め「逐客令」を廃案しました。
メラムサフラ:その通りです。追放してしまうと滅びてしまうという説明をしたようです。
幻朋:李斯さんは良い事を言いますね。頭脳派ですね。

韓非が消された理由

幻朋:秦は法を重要視する政策を用いており、始皇帝は同じ思想を説いた「韓非子」に感心していました。著者の韓非は紀元前233年に使者の命を受けて始皇帝に謁見しました。韓非は自分を必要な人材だと売り込みましたが、これに危機を感じた李斯と姚賈(ようか)の謀略にかかって亡くなりました。この出来事はどういう事なのでしょうか?
メラムサフラ:この事が宗教と捉えられたようです。
幻朋:韓非子の思想が宗教っぽく感じられたという意味ですか?
メラムサフラ:そうです。考え方をよく思わなかったとあります。
幻朋:李斯と姚賈がですね?
メラムサフラ:そうです。
オルアエル:何を言ってるかよく分からないよ。
リミコウモ:私にもよく分かりません。
メラムサフラ:難しい話だと思います。
幻朋:ちょっとだけ韓非子の一節をWikiからご紹介しますね。「術を知る者は見通しが利き明察であるため、他人の謀略を見通せる。法を守る者は毅然として勁直であるため、他人の悪事を正せる」……うーん、難しい(笑)
ケスリロ:危険だと思ったんだな。
幻朋:韓非さんが亡くなった原因は何でしょうか?謀略にかかったそうですが。
メラムサフラ:載っていませんでしたが◯されているようです。 
幻朋:やはり都合が悪いとすぐ消されてしまいますね。
メラムサフラ:少し可哀想な気もします。
幻朋:という事で、今回はいったんここまでです。
オルアエル:終わったの? 
幻朋:いえ、まだ皇帝になっていません(笑)
メラムサフラ:まだ色々ありそうです。
幻朋:前までは一気にガツンとやっていましたが、ちょっとずつお話ししていこうと思っています。なかなか情報をまとめるのが難しくて…。
オルアエル:よく分かんないよね。
幻朋:リミコウモさんとケスリロさんもご参加ありがとうございました。また色々な人が消される話が多かったですね。
ケスリロ:悪い事をしていれば当然消される。
オルアエル:今の人達はみんな消えそう。
幻朋:地球人全員ですか(笑)
メラムサフラ:サヴィラジヌだとそうなりますね。 
幻朋:サヴィラジヌ基準は厳しいですからね。でも、それが当たり前の世界ですよね。
リミコウモ:地球は怖いですね。
幻朋:良い部分もありますよ!最近は地球も良い星だなって思うようになりました。アマテラス様達が頑張って作ってくれた星なので。
メラムサフラ:アマテラスさんが地球を良くしてくれています。
幻朋:見守ってくれてありがたいです。今日も皆さんとお話しできて楽しかったです!メラムさんも調べてくださってありがとうございました。
メラムサフラ:久しぶりに色々見れました。
リミコウモ:また来てくださいね。
幻朋:はい!また近々来ますね。カテ(ありがとう)、タルム(さようなら)!
メラムサフラ:お待ちしています。
オルアエル:またね。
リミコウモ:タルム。

始皇帝のお話前編はここまでとなります。まだまだ続きますので、情報量によっては中編・後編と分けさせていただきたいと思います。
以前は最後まで一気に続けてアップしておりましたが、皆様のお気遣いや優しいお言葉に甘えて、体力温存のため無理せずちょっとずつのペースにする事にいたしました。
質問の情報をまとめる進行状況や自分の体調を見ながら、歴史の人物シリーズの途中に拠点活動のご報告やアマテラス様に聞いたお話などをはさむ場合もあるかもしれませんが、ご理解をいただければ幸いです!