ハーメルンの笛吹き男の正体と消えた子供達の真相【ハーメルンの未解決事件】

ハーメルンの笛吹き男の正体と消えた子供達の真相【ハーメルンの未解決事件】
皆様は「ハーメルンの笛吹き男」という童話をご存知でしょうか?この話を読者様に教えていただいた後、さっそくどんな内容か調べて読んでみましたが、少し不気味な印象でした。
この物語は、グリム童話にも収録されているのですが、なんと……実際にあった出来事が元になっているというのです!本当かどうか気になりますよね。
そこで今回は、ハーメルンの笛吹き男が実話だったのかを教えてもらいました。物語の内容をご紹介しつつ、事件の真相をお伝えいたします。
なるべく物騒な表現などは控えるように表記していますが、何が起きたのかを分かりやすく書くと、どうしてもその時の様子がイメージできてしまいます。そのため、残酷なお話が苦手な方は【閲覧注意】となっております。何卒ご了承ください。私自身もグロテスクな描写などはとても苦手なので、できるだけ控えた表現にしています。
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童話「ハーメルンの笛吹き男」

サヴィラジヌの重要施設に入ると、メラムさんが現れました。まずはメラムさんの部屋に空間移動させてもらいました。
メラムサフラ:オルアエルは他の星に行っているので呼びました。今日はどんな話でしょうか?
幻朋:地球で語り継がれている、とある童話について質問したいです。ハーメルンの笛吹き男という物語なのですが、情報はありますでしょうか?ハーメルンという街で起こった話を元に物語が作られたようです。
メラムサフラ:ハーメルン……どこの国でしょうか?今探しています。
幻朋:少々お待ちください(スマホで検索しました)…ドイツだそうです。
メラムサフラ:……ありました。そういう物語があるようですね。
幻朋:それの元になった事件はありますか?あまり詳しい情報がないそうなので、私的にはただの物語なんじゃないかなと思っていますが。
メラムサフラ:うわっ。実際の話を調べたら大変な事が載っています。これはひどいですね…。
幻朋:え、まさか本当に実話なんですか?!怖いんですけど(笑)聞いても大丈夫なのかな…まずは童話の内容を簡単に説明しますので、実話と比較していただければと思います。
メラムサフラ:分かりました。
幻朋:ハーメルンの街にネズミが大量発生して住人が困っていました。そこへカラフルな格好をした男がやってきて、報酬をくれるならネズミを駆除すると言いました。男は笛を吹いてネズミを集めて、そのまま川まで連れて行って駆除しました。しかし、ハーメルンの住人は約束を破って報酬を払いませんでした。1男は怒っていったん姿を消し、別な日に再び街に現れて笛を吹き、今度は子供達がそれについて行きました。130人もの子供達は、街の外にある山の洞穴に入って行き、そのまま戻ってきませんでした。2
メラムサフラ:これは童話の話で、ネズミは実際に出てきません。
オルアエル:来たよ〜。もう始めてるの?
幻朋:お疲れ様です。今始まった所ですよ!やはりネズミは後から追加された話なんですね。では次に、1300年頃にハーメルンのマルクト教会にあったステンドグラスに残された記録について説明しますね。
オルアエル:どんな話かな?

【実話】ハーメルンの集団失踪事件

幻朋:『1284年6月26日、色とりどりの衣装で着飾った笛吹き男に、130人のハーメルンの子供らが誘い出され、丘の近くの処刑場でいなくなった。』3という記録です。丘がどこの丘か今でも分からない4そうです。これがステンドグラスを模写した絵の画像です。
(ネットで検索した笛吹き男の画像を見てもらいました。)
メラムサフラ:子供が◯されています。
幻朋:普通に事件じゃないですか。ちょっと怖いですが…実際に起こった出来事を詳しく教えていただけますでしょうか。

男は何者なのか?

幻朋:笛吹き男は本当に存在したんですか?笛が何か別なものを意味しているとか?
メラムサフラ:笛を吹いているのは本当です。この資料(画像)にあるような、変な格好をしています。
幻朋:本当に笛を吹いていたんですか!不気味で鳥肌が立ちます(笑)男は何者なんですか?
メラムサフラ:病気みたいなものです。精神的に異常がある人。

男が犯行を決意したきっかけ

幻朋:そうだったんですね。その男は別な場所から来たんですか?旅をしていたんですか?
メラムサフラ:遠くから来ています。旅とは言えませんね。
幻朋:他の場所でも異常な行動をしていましたか?
メラムサフラ:他ではしていません。
幻朋:なぜハーメルンだけでそんな事をしたんでしょう?ちなみに事件の日付は6月26日という記録で合っていますか?
メラムサフラ:多分その日付で合っています。その人は、事件が起こる前にもそこの街に来ています。
オルアエル:何で?
メラムサフラ:たまたま来た時に、そこの街に住む人に色々陰で言われたりして、それでおかしくなっちゃった。その時にいた親が、子供達に近づくなとか言っていたのがきっかけです。
幻朋:街を訪れた時に悪口を言われたりしたんですね。それで精神的におかしくなってしまったんですか?
メラムサフラ:おかしくなる前からちょっと変わった人で、何かスイッチが入ったんでしょう。
幻朋:ん〜……もしかして、どこでも笛を吹いていましたか?
メラムサフラ:笛は持ち歩いて吹いたりしています。
幻朋:そういう人が突然現れれば、怪しい人だなとは思いますが…でも、悪口を言うのはダメですね。本人は悪気はないだろうから可哀想な気もしますね。
メラムサフラ:陰口を言われたりして傷つきました。あまりにも恥ずかしい思いをしたから、子供達をみんな◯してやろうと思ったんです。
幻朋:しかし、その発想はもっとダメなやつですね(汗)

子供達をどうやって連れ去ったのか?

幻朋:少し嫌な内容に入ってしまいますが、子供達はどのような形で連れていかれたんですか?
メラムサフラ:1回どこかに準備しに行って、数日後にまた街に戻ってきました。笛を吹いてサーカスみたいな格好をしてきました。1回目に来た時は普通の格好で、2回目はさっき見た画像のような格好です。
幻朋:犯行の準備をするためにいったん街を出たんですね。サーカスみたいな服をわざわざ用意したんだ……。
メラムサフラ:笛を吹きながら子供達を集めて、何でも欲しい物をあげるよと言ったらみんなついてきました。そういう格好をしているから、本当に何かもらえるんだと思ったようです。
幻朋:笛の音色だけで連れて行けるのかなと思っていましたが、上手い言葉で誘い出していたんですね。記録では130人と言っていますが、本当にそれくらいの人数ですか?
メラムサフラ:100人以上はいると思います。
幻朋:そんなに大人数を一度に連れて行ったんですか?街の子供全員ですか?
メラムサフラ:一気にそれくらいの人数がついて行きました。何人かは街に残っています。

どこで、どのように犯行に及んだのか?

幻朋:記録では処刑場でいなくなったとありますが、その後どこに行ったんですか?
メラムサフラ:森の方に建物があってそこに連れて行きました。その建物が処刑場の跡地の事です。
幻朋:やっぱり丘みたいに高くなっている場所なんですか?
メラムサフラ:街の近くにあるちょっと登るような感じの森です。建物のドアに鍵をかけて出られないようにして、一人ずつ◯していきました。
オルアエル:頭おかしいんじゃない?
幻朋:少しおかしいそうですよ。
オルアエル:え?そうなの?
メラムサフラ:しかも真っ暗です。
幻朋:夜だったんですか?
メラムサフラ:夜じゃないです。日中でも建物の中は暗かったようです。
幻朋:聞きにくいのですが、何か武器みたいなものでやったんですか?
メラムサフラ:鉄の棒みたいなやつで殴っています。
幻朋:100人以上も?怖すぎる…。

犯行後、男はどうなったのか?

幻朋:子供を全員あやめた後、男は逃げたんですか?
メラムサフラ:その人も自◯しました。男自身でその建物を燃やしました。
幻朋:めちゃくちゃですね。狂気だ。街の人は知っていたんですか?
メラムサフラ:見てる人もいるけれど、連れ去られたとは思っていなかったです。その男が何日か前に自分達が馬鹿にしていた人だとは気付いていないです。全然違う格好だから。
幻朋:じゃあ、子供が帰って来ないなとなって気付いたんですね?街から火事は見えなかったんですか?
メラムサフラ:夜になっても帰って来なくて気付いたようです。山奥だから建物が燃えてるとかは見えないです。
幻朋:街の人が後から捜索して現場を見つけたんですか?いや、でも記録には詳しい話がないんですよね。
メラムサフラ:………この事は隠されています。

未解決事件になってしまった理由

幻朋:街の人が事件を隠したという事ですか?
メラムサフラ:違います。お金を払ってあらかじめ2人雇っていて、その2人に計画を喋っています。
幻朋:ハーメルンの住人ですか?
メラムサフラ:笛吹き男がいた隣町の人です。準備していた時に知り合ったようです。持っていたお金を全部渡したから相当な金額です。
幻朋:自分も◯ぬつもりでいたんですもんね。全財産使ったんですね…。
メラムサフラ:男はその2人に、森の方には何もないという情報を流させて、誰もそっちを探しに行かせませんでした。
幻朋:だから街の人は気付かなかったんですね。でも、焼けた遺体とか建物の残骸は残るはずじゃ?
メラムサフラ:全部骨とかその辺のものを2人が埋めたから街の人は気付かないです。それに今ではもうその場所が分からなくなっていると思います。すっかり森になってしまっているので。
幻朋:当時の完全犯罪ですね。
オルアエル:気持ち悪い。
幻朋:共犯者はその後どうなったんですか?
メラムサフラ:自分の街に戻って普通に生活しました。
幻朋:いやぁ…すごい話ですね。この真相を知っているのは、地球上で私達だけという事ですか?
メラムサフラ:そうです。知ったら誰かが掘りに行くかもしれませんね。
幻朋:メラムさんはどこに埋まっているか分かりますか?
メラムサフラ:実際に行けば埋っている所が分かると思います。
幻朋:分かったとしても、信じて掘りに行く人はいないからなぁ(笑)永遠の未解決事件ですね。まさかこんな展開になると思いませんでした。変な話ですみませんでした。
メラムサフラ:ひどい話です。辛くなりました。情報を見るのが大変でした。
幻朋:うわ〜申し訳ないです!
オルアエル:もっと楽しい話が良いな。
幻朋:それじゃあ、またサヴィラジヌ質問会をいつかやりましょう!サヴィラジヌのみなさんへの質問がいくつかたまってきているんです。また質問を募集してきますね。
オルアエル:それなら楽しいね!
メラムサフラ:また他の人にも声をかけておきます。楽しみにしています。
幻朋:その際はよろしくお願いします!今日も本当にありがとうございました。
メラムサフラ:また次の質問をお待ちしております。
オルアエル:またね〜。

ハーメルンの笛吹き男に関する情報は以上となります。童話の元になった出来事をたどると、こんなに悲惨な事件が隠されていました。

笛吹き男とその共犯者の計画によって、この事件は現在でも未解決のままです。なんとも恐ろしい話ですよね。どれほど街の住人を憎んでいたのか……。
本当にあったグリム童話は、この大きな秘密を抱えたまま、これからもずっと語り継がれていく事でしょう。
この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたウィキペディアの項目「ハーメルンの笛吹き男」を改変して二次利用しています。

「ハーメルンの笛吹き男」の書誌情報