ペットショップや動物園で生活している動物達に話を聞いた【動物園編】

ペットショップや動物園で生活している動物達に話を聞いた【動物園編】
【ペットショップ編】の続きです。お店で生活している犬と猫に話を聞き終わり、次は動物園に向かいました。
時間は22時半を過ぎており、眠っている動物が多かったです。宇宙人さんは眠っている状態でも意識と話をできる場合があるようですが、動物達にあまり無理をさせないように、全く反応がない子はそっとしておきました。
園内を回って何匹かの動物達と話ができましたので、その時の会話をご報告していきたいと思います。
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動物園に移動する

幻朋:私が住んでいる所から一番近い場所の動物園に行っていただきたいなと思います。今から場所をイメージしますね……。
メラムサフラ:ここならすぐ行けます。これから向かいますね。
幻朋:お願いします。園内のマップを見ながら誘導しますね。どこから行こうかな。
メラムサフラ:着きました。たくさんいますね。
幻朋:では順番に回っていきましょう。

動物園にいる動物との会話

サルの気持ち

幻朋:サルがたくさんいる場所があると思うのですが、見つかりますか?
メラムサフラ:いました。まだみんな起きています。
幻朋:こんな時間なのに起きているんですね!どなたかお話しできそうなサルはいますか?
メラムサフラ:………お二人が私と話してくれています。違う星から来ましたと言ったら、「よく分からない。いつも見ているのと違う。」と言われました。
幻朋:人間とはちょっと違いますもんね(笑)それでは質問をお願いします。ここでの生活はどうですか?
メラムサフラ:「楽しい。ここは結構広いし、いっぱい仲間がいるから。」と言っています。
幻朋:猿山は開放的でスペースも広いからでしょうか?仲間がたくさんいるのは良いですね。特に不満などはないですか?
メラムサフラ:「この場所にしかいられないのが不満。出たい時もある。」
幻朋:やはりそうなりますよね…。ずっと毎日同じ場所にいるのはキツイですよね。
メラムサフラ:「もうちょっと登れる物があったら良い。飽きた。」
幻朋:なるほど。お客様アンケートみたいな物があるなら書いてみようかな?お話ししてくださってありがとうございました!失礼します。

入眠中のアルパカ

幻朋:次はアルパカという動物の所に行こうかなと思いますが…。
メラムサフラ:いました。でも寝ています。
幻朋:チラッとだけ意識に呼びかけていただいてもよろしいですか?
メラムサフラ:………反応がありません。
幻朋:ここはそっとしておきましょう(笑)
オルアエル:可愛い。

警戒心の強いウサギ

幻朋:近くにウサギがいると思うのですがいますか?
オルアエル:いっぱいいるねぇ。
メラムサフラ:こっちを見ているけれど無視されます。
幻朋:寝ている訳ではないですよね?
メラムサフラ:起きています。………あ、話しかけたら逃げられました。
幻朋:警戒心が強いのかもしれません。あまり怖がらせると可哀想なので、ここもそっとしておきましょう。

クマの気持ち

幻朋:マップを見るとクマがいるようです。イメージを送ります。前に行った事があるので、イメージしやすいです。確か歩き回るスペースがあったような……。
メラムサフラ:建物の中にいます。
幻朋:夜は飼育小屋とかに入っているんですね。起きていますか?
メラムサフラ:はい。質問してみますね………「ここの暮らしは嫌いじゃない。」だそうです。
幻朋:それなら良かったです。不便な点などはありませんか?
メラムサフラ:「食べ物に困らないから良い。」
幻朋:餌がもらえるのは安心ですよね。もっとこうしたいなと思う事はないですか?
メラムサフラ:「仲間が欲しい。」
幻朋:あれ?クマさんは2匹くらいいませんでしたか?今は一人なんですか?
メラムサフラ:「いつも一人で外にいる。仲間が欲しい。」
幻朋:あぁ…とても寂しそうですね。何とかしてあげたいですが……。アンケートがあれば、仲間を増やしてあげて欲しいって書いてみますね。答えてくださってありがとうございました。失礼します。

ウマの気持ち

幻朋:近くにウマがいると思います。そちらにお願いします。
メラムサフラ:何人かいます。誰かに話しかけてみますね。
幻朋:結構起きている動物がいるんですね。突然話しかけてすみません。ここに住んでいる動物達に話を聞いて回っているんです。ここでの生活はどう感じていますか?
メラムサフラ:「居心地は良い。」
幻朋:今の生活は気に入っていますか?
メラムサフラ:「気に入っている。」
幻朋:希望や要望はありますか?
メラムサフラ:「特にない。」
幻朋:満足度は高めですね。それなら良かったです!
メラムサフラ:今の時間は誰も来ないから珍しいと言われました。
幻朋:確かに(笑)お客さんも誰もいないですからね。それでは次に行きましょう。

ゾウの気持ち

幻朋:ゾウという動物を探せますか? 
メラムサフラ:……建物の中にいます。警戒されました。
幻朋:大丈夫でしょうか?
メラムサフラ:怪しくないよって言いました。
幻朋:落ち着いてきたら、今の生活はどうですか?と質問をお願いします。
メラムサフラ:「前は二人いたけどつまらなくなった。」
幻朋:確かに二匹いたような気がします。もしかして…。
メラムサフラ:もう一匹は死んでしまったと教えてくれました。
幻朋:そうだったんですね。寂しいですよね。
メラムサフラ:「具合が悪くて落ち着かなかった。」
幻朋:もう一人のゾウさんは体調を崩してしまったんですね。仲間がいた時は不満はなかったですか?
メラムサフラ:「楽しかった。」
幻朋:決められたエリアしか歩けなくて嫌じゃないですか?
メラムサフラ:「最初は嫌だったけど今は良い。」
幻朋:今の環境に慣れたんですね。それでも頑張って我慢したんですよね。
メラムサフラ:「仲間がほしい。」
幻朋:話を聞いていると胸が締め付けられますね。新しい仲間がまた増えると良いのですが…。寂しさが伝わってきます。
オルアエル:大丈夫だよ。遊びに行くから。
メラムサフラ:また来ると約束しました。
幻朋:お二人は本当に優しいですね。ぜひ会いに行ってあげて欲しいです。

フラミンゴの気持ち

幻朋:え〜と次は…フラミンゴという鳥を探していただきたいです。ピンクっぽい色をしています。
メラムサフラ:いました。誰?って聞かれました。………サヴィラジヌ星から来ましたと言ったら、何それ?って言われました。
幻朋:反応が面白いですね(笑)起きている人がいるんですね。
メラムサフラ:たくさんいるので集団と話しています。
幻朋:そうなんですね。では、みなさんに向かって質問をお願いします。ここでの生活はどう感じていますか?
メラムサフラ:「外に出られないから嫌だ。もっと色んな所に行きたい。」とか言っています。
幻朋:本当は空を飛びたいですよね。
メラムサフラ:「網が張られていてここにしかいられない。」
幻朋:飛ぶのを制限されるのは、フラミンゴさんにとってはキツイですよね。
メラムサフラ:出して欲しいと言っている人もいれば、ここでも良いと言っている人もいます。意見がそれぞれ違うようです。
幻朋:感じ方は人それぞれなんですね。でも、ずっと閉じ込められていると飽きてしまいますよね。
メラムサフラ:「結構みんなで話をするから退屈はしない。」
幻朋:仲間がいるのは良いですね。園内には一人ぼっちの動物もいたので。
メラムサフラ:「一人は無理。つまらない。」
幻朋:やっぱり寂しいのは嫌ですよね。フラミンゴのみなさん、話をしてくれてありがとうございました。
メラムサフラ:結構騒がしかったです。
幻朋:賑やかですね(笑)

ライオン、サイ、ヘビの様子

幻朋:ここの近くにライオンとサイがいるようです。
メラムサフラ:寝ているようですね。一応話しかけてみます。
幻朋:ライオンの話はぜひ聞いてみたいですね…どうでしょうか?
メラムサフラ:ライオンもサイも反応がありません。
幻朋:残念です。確かその辺のエリアにヘビもいたような気がします。
メラムサフラ:ヘビ……見つけました。起きていたので話しかけましたが、無視されました。
幻朋:どうして無視するんでしょう(笑)ヘビとも話は通じるんですよね?
メラムサフラ:はい。動物はみんな同じなので話せます。
幻朋:ウサギもでしたが、小さい動物は警戒してしまうのかもしれませんね。別な動物の所へ行きましょう。

キリンの気持ち

幻朋:次はキリンに質問をしていただきたいです。奥の方にいると思います。
メラムサフラ:大きいのと小さいのがいます。大きい方と話せます。
幻朋:突然すみません。二人で暮らしているんですね?
メラムサフラ:「子供と二人。」
幻朋:お母さんなのかな?
メラムサフラ:お母さんという概念がないようです。
幻朋:え?どういう事でしょう?他から来た子供なのでしょうか?飼育員さんが育てているのかな…。あなたはここでの生活をどう感じていますか?
メラムサフラ:「飽きている。前までは一人だった。」
幻朋:小さい子が来てどう思いましたか?
メラムサフラ:「特にどうも思っていない。」
幻朋:一人でいた時は寂しくなかったですか?
メラムサフラ:「寂しくなかった。」
幻朋:そうなんですね。どこかに行きたいと思ったり、不便な事などはないですか?
メラムサフラ:「どこかに行きたいとかはない。不便な事もない。」
幻朋:分かりました。お話してくださってありがとうございました。キリンさんはあまり不満はなさそうですね。

フクロウの気持ち

幻朋:最後に鳥類ゾーンに行きたいです。フクロウなら夜行性っぽいので起きていそうですね。見つかりますか?
メラムサフラ:……起きています。
幻朋:また同じように質問をお願いします。
メラムサフラ:「狭い。出たい。」と言っています。
幻朋:やはり鳥さんには窮屈ですよね。仲間と一緒ですか?
メラムサフラ:「近くにもいるけど、ここには一人。」
幻朋:一人での生活はどう感じていますか?
メラムサフラ:「別に大丈夫。」
幻朋:何か困っている事などはありませんか?
メラムサフラ:………無視されています。
幻朋:話したくないのかもしれませんね。
メラムサフラ:こういう所にずっといれば、話すという事自体がなくなるから、話さなくなるかもしれません。
幻朋:それもまた悲しいですね。閉鎖環境にずっといると、話もしなくなってしまうなんて…。それでは、動物園訪問は一旦終わりましょう。メラムさんご協力ありがとうございました!
メラムサフラ:意識体をサヴィラジヌに戻しますね。
幻朋:はい。2時間近くサヴィラジヌに意識体を置いているので、私の体力もそろそろ限界になってきました。

ペットショップや動物園について宇宙人が思う事

ペットショップや動物園について宇宙人が思う事
幻朋:今回、色々と見たり動物と話したりしてどう感じましたか?
メラムサフラ:可哀想だと思いました。拘束しちゃダメ。でも、一番は人間と動物が話せないのが残念。人間と一緒にいても良いと言っている子もいますので。
幻朋:話す事ができればもっと分かり合えますよね。だからと言って「あなたの子供を連れて行っても良いですか?」なんて聞けないですよね。動物からすれば嫌に決まっています。
メラムサフラ:人間の都合で勝手に連れて行かれるのはどうかと思います。人間の事を嫌だと思っている動物もいます。普通に考えたら有り得ない事をしています。家族がいきなり連れて行かれるんですよ?それを人間はどう考えているんですか?
幻朋:突然家族が連れて行かれるって異常ですよね……。地球では人間が一番上だという考えなので、やりたい放題ですね。
メラムサフラ:子供が生まれたのに連れて行かれたり…売ったり拘束したりするのは考えられない。地球には人間より強い者がいないから、連れて行かれるという考えがない。
幻朋:動物からしたら恐怖ですよね。オルアエルさんはどう思いましたか?
オルアエル:可哀想。動物とちゃんと話せれば良いんだけど。相手の考えが分からないのが大変だと思う。お互い伝わらない。
幻朋:そうですね。せめて話せれば、要望に応えてあげられますよね。でも、「お母さんに会いたい」とか「ここから出して」って、檻の中から聞こえたら悲痛ですね。そうなれば、動物園とかを作る気にはならないかもしれませんね。
オルアエル:地球は変な星。変わってる。
幻朋:ご意見ありがとうございました。動物の話を聞くという貴重な体験ができました。ご協力していただき、とても助かりました。またよろしくお願います。

動物園の訪問は以上となります。それぞれ動物によって返ってくる答えが違いましたが、共通するのは「孤独」と「外に出て自由になりたい」という想いでした。

メラムさんから「家族が突然連れて行かれたらどう思うか」と言われて、胸にズキーンときました……。
動物園に行くと普段見られない動物を近くで観察できるので、私も何度か行った事があります。人間にとっては都合の良い事かもしれませんが、逆の立場だったら?と考え直さなければいけないかもしれません。